ささやき 小説/詩 2014/09/07 22:45:31 春に鳴くうぐいすは梅の枝に まかせよう夏に咲く朝顔は竹の竿に まかせよう月の宿るは松にまかせようしとしとと肩をぬらす 春雨は柳の枝にまかせよう名もない鳥も 花も 木も風も 雲も 空もそれぞれに 青くして若々しく輝いている喝采のない舞台で無限に ひたすらに輝いている心を落ち着かせてそっと耳を傾けてみるみんなの歌声が ささやきが聞えてくるようだ