地元のお祭りが、来月の12日、13日にあります。
大阪府下最南端の小さな漁村ですが、
この祭りにかける熱意たるや…、凄まじいものがあります。
昨日の晩、その漁村の婦人会の集まりがありました。
祭りの食材の当番会議です。

仕出し弁当や、出来合いのお惣菜なども並ぶのですが、
婦人会では、主におでんの大量生産をします。
わたしは去年から、駆り出されているのですが、
まあ、田舎の婦人会って、
質素と言うか、けち臭いというか、
調味料にお金をかけないんですよ。
そのくせ、旨いものを作れと無理難題。

去年は，たいがい黙っていましたが、
もう最後の最後になって、
我慢ができなくなりました。

化学調味料を入れない！
料理酒じゃなくって、奉納されてる剣菱を1本盗ってきて！
みりん風調味料と言うのは，味醂じゃない！
大根の面取り！
こんにゃくに、ブサイクな切り目を入れるな！
等々とうとう・・・。

これでもずいぶん、我慢したんですよ。

なんとか納得のいく味付けにはしましたが、
おかげで、今年は、アタマっからわたしが調理担当です。
まあね、仕方ないわね。
160人前のおでんを作ります。
Hawaiiから帰ってきた頃、
レストランのオーナーシェフをしていたことがあるので、
100や200はこなしますが、
おでんは一応、「日本料理」なんでね、
ちょっと畑が違うんですけど。

婦人会のオバちゃんたち、
去年はわたしに散々、言われたので、ビクビクものでした。

今年は、まあ、仕方ないねえ、
飛びっきりの「まかない」飯を作ってあげますよ。
おでんの出汁で、もうひと鍋、
「本格豪勢なおでん」
ちくわぶ（食べたことないって！）
餅入り巾着（作ったことないんですって！）
ロールキャベツや、煮込みシュウマイ。

オバちゃんたち、
お持ち帰り用のタッパー持ってくるんだって。
なんだかね、可愛いんですよ、
きゅうにウキウキしだしちゃって。

祭りの日は、きっと、厨房でもオバちゃん祭りやってます♪

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