大切な人とのお別れって　。。。


　



　僕の住んでるマンションに清掃に来てくれてる　
　　　　　　　　　　　女性の方がいるんだけど

　挨拶はいつもだけど　夏は　あんまり暑くて
　　一生懸命　汗かいて　お掃除してくれてる姿みて

　ある日　近くの販売機で麦茶買ってきて　照れくさいから
　　あたり付きの販売機で　当たっちゃった！って言って
　　その女性に飲んで　って渡したんだ　

　　それがきっかけで　会うたびに世間話というか話すように
　　　なって　その女性の旦那さんが入院していて
　　　もう長くないってこと　話してくれたんだよ

　　９月になって　もう本当に　おとうさん　いっちゃうみたい　・・・
　　　だから今日は　いつもより早く来たの　。。。

　　そっかぁ　。。。　じゃぁ　早く　仕事　終わらせて
　　　旦那さんのいる　病院に　少しでも早くそばに
　　　　いつて　あげなよ　僕も　手伝うからさ

　　そんな会話　していたんだけど　・・・

　　とうとう　この前　おにいちゃん　おとうさん　とうとう
　　　いっちゃったよ　。。。


　　そ　そっかぁ。。。　うん　・・・

　　僕は　なんて言って　励ましてあげたらいいか
　　　言葉が　出てこなくって　つい　元気　出してネッ　。。。

　　その一言しか　出で　こなかった　。。。

　　仕事に向かう　バイクを走らせながら
　　　ただ　涙が　こぼれて　きたよ

　　家族　大切な人との　お別れ　って　　つらいもん
　　　自分がお母さん　お父さんとの　お別れの時の事
　　　　思い出して　しまったよ　・・・・

　　いつも　笑顔で　テキパキ　お掃除してくれてる　おばさん
　　　とっても　小さくて　肩を落として　気が抜けた感じで

　　本当は　おばさん　そっと抱きしめて　あげたかった
　　　優しい言葉とか　気のきいた　言葉は　見つからないけど

　　僕は　赤の他人だし　そんな感情　おかしいけれど

　　素直な気持ちで　そう思ったんだ　・・・

　　あの小さな肩　撫でて　あげたら　よかった
　　　少しでも　おばさんの悲しさとか寂しさ　わかって
　　　　あげたいって　。。。

　　その後も　話したけど　今は　色々忙しくて
　　　旦那さんのいなくなった実感　わかないって
　　　長く　病院で苦しまずに　いったのは　私に
　　　迷惑や心配かけたくなかったんだろうなぁ。。。　って


　　うんうん　わかるよ　おばさん　
　　　僕も　そうだった　実感するのは　時が経つにつれて
　　　　なんだよ　ぽっかり　胸に穴あいた感じにさ　。。。


　　大切な人との　お別れって
　　　　本当の　お別れは　時が過ぎていく時に
　　　　　自分の心や記憶の中で　感謝や色々な思い出
　　　　　　何度も繰り返しては消えて　　いくんだもん

　　　そして　ちゃんと　自分をいつも見守ってくれるような
　　　　大切な心の存在に　変わって　いく感じなんだよな　。。。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｄｒｅａｍ ｓｔａｒ　☆