TAKEのつぶやき

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TAKEのつぶやき

☆武士の情け

友人

学生時代にクラブの友人がケガで入院した時の話しである。
後輩と二人でお見舞いに駆けつけたところに、彼のお母上が来られた。そして帰るにはもう遅いので彼の下宿に泊まっていくと仰った。
友人は目で合図を送ってきたのですぐにピンときた。

「そうそう、レポートの資料貸してよ」

「机の上に置いてあるから持ってていいよ。これ下宿の鍵」

「サンキュー」

『レポートの資料』は単なる口実で、どうでもいいことであった。そして二人で先に帰ると告げて、大急ぎで彼の下宿に向かった。

理由は簡単なことで、彼のお母上がお越しになるまでに大急ぎで山積みされたエロ雑誌を片付けるためであった。