セカンド

秋の風と雲と青空と

小説/詩

秋の風のささやきの中
ゆったりとした青空の中を私は泳ぐ

雲が遠くに見える
あそこまで泳いで行こうよ

風がそうつぶやいた
白い雲は僕たちの友達だ

ほら手を振っている
ほら微笑んでいる

さっきはなぜ泣いていたの
風と雲が私に聞いた

心配そうに私に聞いた
ありがとう

今、私は風になった
今、私は雲になった

秋の風のささやきの中
ゆったりとした青空の中を私は泳ぐ

風と遊び
雲と歌った

もうじき
冬の日差しがやって来る

それまで手を繋いで
秋の空で一緒に遊ぼう

今日も
明日も明後日も



心って空に向かって
無限に広がっていく

秋には秋の声が聞こえる
そんな今日

  • 奈柚

    奈柚

    2014/10/21 22:42:11

    気持ちよく晴れた日は 空が広いですよね~^^
    夏の暑さでは 空を仰ぐ事も忘れがち

    ひこうき雲が一直線に伸びて
    きっとそこがスタートラインですね^^