仕事上がりの新幹線にて
隣に座ったオッサンが肘置きを占領していた。
いや、肘置きどころではない。明らかに領空侵犯してやがる。
これから2時間11分、ずっとこの窮屈さを強いられるのは激しく苦痛である。
私と目が遭うも、オッサン激しくはみ出したは肘をどけるつもりは無いらしい。
そればかりか体が肘に触れただけでワザとらしく咳払いをしてくる。
仕事上がりのイライラ感をそのままぶつけて怒鳴りつけたくなるが、怒鳴りつけたところで気まずい空気のまま２時間１１分を過ごすのは自分も居心地が良くない。
そう、ここは穏便に事を収め、このオッサンと仲良くするべきなのである。
だから肘置きを２人で仲良く使うべきだと思い、オッサンの手の上にそっと私の手を置いた。
また.、仲良しの証としてそっとオッサンの手に指を絡めて、満面の笑みでニッコリしてみた。
オッサンは私と反対側にある車両の窓側にピッタリとくっつく様に私から離れ、京都駅到着まで肘置きはおろか座席の１／３が空いたままであった。
時折微笑んでみると、最初の無愛想さは嘘だったかの様に愛想笑いを返し、何に対してか知らないが必死にコクコクと何度も頷く様な素振りをしていた。
どうやら仲良く慣れたらしい。よかったよかった。
今日も平和的解決。
藍色
2017/01/12 21:04:49
疲れている時こそ、その人の本性が出ると言いますからｗ
山も谷もありましたが、生存してました。
つばきさんはいかがでしたか？
カフェ・・・そういえばありましたね。僕も覗いてみようかなぁ。
つばき
2017/01/12 03:20:48
疲れてると無償にアホな事したくなるんですよねｗ
藍色さんお久しぶりです、お元気でしたか？
もう数年単位でカフェ覗いて無かったけど、たまには覗いてみようかなぁ。
藍色
2017/01/11 21:40:39
思わず画面前で大笑いしちゃったよ。
素晴らしい解決策！
つばきさんのこういうユーモアセンス、好きだなぁ。