いつものお気に入りの喫茶店。
ステキなマスターの淹れた美味しい珈琲とともに
時間がゆっくりと流れてる。
前の席には４０代前半くらいの男性と３０代はじめくらいの女性。
恋人同士ではなく、男性は会社の上司で今日は午前中だけの仕事のあとらしい。
女性は遠慮がちな小さな声で、仕事上の悩みを打ち明けてる。
男性はじっと優しく女性を見つめて話を聞いている。
アドヴァイスは全くなかった。時々、微笑んだり、真剣に女性の目を見つめる。
言葉よりすごく説得力を感じた。そして、優しくそっと包み込むさりげない仕草。
素敵！　何故か関係のない自分まで嬉しくなり、余韻が残った午後の喫茶店。