自分日記

みお

自分の記録をここに
そして皆さんの心のなかに
残したいです

【巣窟】大雪

小説/詩

吹雪く中を歩く人を

テレビの画面越しに眺めながら
ぼ...っとするだけのこたつの中

京都は今年もうっすらとだけ積もる

地面に辿り着いては溶けてを繰り返す
誰も残らずに消える
地の熱で溶かされてあっけなく消える

まだ子供のころは積もっていたのに
大雪のたびにわくわくして
足跡を付けに旅に出たのに

いつの間にか積もらなくなった地元に
愛着が薄れる

私が愛したあの人が
生きている場所は今
雪が降っているのでしょうか

私を愛したあの人は
冬の夜空
夏よりもきれいなことに気づくでしょうか




また繰り返す
知らず知らずに春が来る



きっと君に会いに行く



忘れ物を届けに


  • みお´`なーこ

    みお´`なーこ

    2014/12/17 00:19:02

    目に見えない冬

    本当にそうですねっ。
    あんな文章でも思い出してもらえて
    嬉しいです。

  • ‡ 汐 ‡

    ‡ 汐 ‡

    2014/12/15 00:22:01

    京都ってそうだよね。うっすらと積もるんだよね。しかもものすごく寒いw 
    そんなに雪降らないのに、底冷えしちゃって、目に見えない冬が私たちを街ごと包み込んでる。

    今年もまたやってくる京都の冬を思い出したよ^^