ユースケ

好きな∞冊(川原泉教授)

マンガ


ありゃりゃ、川原泉先生について書こうとなさっている方ハッケン。
すごく読みたい、早く書いていただきたいが、
私だってデビュー作以来のファンです。負けずに少し書いておこう。

カーラ教授のデビュー作は後に書き直した『ジュリエット白書』ですかな?
犬猿の仲の男子高校生、だが妹二人は大の親友というドタバタ。
現在も続く『……がある』シリーズにはこの頃の面影があるなー。

本誌で読んでシビレたのは『たじろぎの因数分解』だったな。
なんでしょ、少女マンガのパロディみたいな線と崩し方とデフォルメ。
軽快なストーリーとセリフは既にカーラ節、一発でファンになりました。

大傑作、食欲魔人シリーズは毎回大笑いしてたけど、
とどめを刺されたのが『3月革命』『月夜のドレス』のシンミリ系二作。
『3月革命』はストーリーが素晴らしく、『月夜のドレス』はヒロインが最高っす。

教授のヒロインは傍若無人、ガサツで大雑把、凶暴な造型に見えて……
あまりにも傷つきやすく真摯な魂を持つがゆえの不器用さも人一倍。
『月夜……』の杏子さんって、教授の本質に一番近い人じゃないかしら。男前。

長編も大傑作ばかり、SF的アイデアがバカバカしさを促進します。
とくに聖ミカエル学園出身者の出るシリーズは代名詞みたいなものですね。
最初に出たのは『不思議なマリナー』だったかな。お嬢様の釣りは新鮮だった。

また、イイ歳のオッサンと若い娘の恋が多々登場するとこも良いのですよ。
『進駐軍に言うからねっ!』『アップル・ジャック』第一次産業シリーズ、『笑う大天使』……
オジサマ率の高さに男性読者は安心し、しばしの夢を見るのです。グフフフ。

エッセイマンガでは、故郷の親友が出てくるお話がありますね。
後にアシを務めるFさんと、牛を売って車を買った看護婦Oさん。
ああ、ここにも『終わりなき放課後』を大切にしてる人がいる、嬉しいなー。

一作選ぶのは至難っていうか不可能だが……うー! 決めた、今日の気分だ。
『美貌の果実』、弱小ワイナリーの娘と大手酒造メーカー社長の恋、精霊つき。
男って生き物のダメさ加減をさりげなく抉るトコも絶妙。女性は強くしなやかなのです。



#日記広場:マンガ

  • ユースケ

    ユースケ

    2014/12/23 18:34:06

    〉はびらきさん

    初めまして。
    花とゆめは愛読しとりました。
    当時の作家さんが未だに現役なのは嬉しい限りです。

  • はぴらき

    はぴらき

    2014/12/23 18:21:37

    こんばんは!
    私もツラツラ思い返すに、デビュー作を掲載雑誌(花とゆめ本誌)で読んでおりました♪
    それ以来のファンです^^

    今はリア事情で慌ただしくしておりまして、ゆっくり感想もコメント返信も書けずにおりますけれども
    またお邪魔させていただこうと勝手に「お気に入り」登録させて頂きました♪

    改めて訪問&コメントさせていただく予定(勝手にw)でおりますが
    先ずはご挨拶まで。

    (^^)同好の士が即見つかって嬉しかったです~♪
    また次回もどうぞよろしく!
    ではでは
    今回はこれにて失礼します。