うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

さわってよかった鴨

ペット/動物

さわってみたいどーぶつ…。
基本的に、毛のある動物はなんでも、すきなので。

どこのどーぶつ園でもあるのかもしれないけど、
上野動物園のふれあいコーナーみたいなところで、
鴨にさわったことがあった。
毛がしっとりときめこまかで、独特だった。
たぶん油分のせいかもしれない。
(毛が濡れずに水に浮かんでられるのは、そのせい)
猫や犬と違う、すいつく感じ。
水陸空をゆく動物。
鴨…雁…、彼らが空を飛んでいるのをみると、いまだにすこしだけ
驚いてしまう。
水に浮かぶ鳥なのに、空を飛べるということに。
あるいは、空を飛ぶ鳥なのに、水に浮かぶこともできる、と
いったほうが、いいのかもしれないけれど、
鴨といえば、わたしが連想するのは、いつも水に浮かんでいる姿なので。
その鴨たちが、空を飛んでいるのをみると、
なにか、まるで魚が空をとんでいるような、違和感があるのだった。

ところで、鴨には、ふだんの生活ではなかなか触れない。
うちの近くの川や池で、泳いでるのは見るけれど。
だから、あの上野動物園の体験は、意外とめずらしいことだったのだと思い起こす。
ともかく、あの毛に触れてよかった。