うちの会社「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」は、
昨年度、予定の2倍の収益物件を買いこんでしまいまして、
仕方がないから、収益率の悪い自社マンションを高値で売りとばし、
社内留保を引き上げて、やっと一息。
本年度は、何が何でも新規購入は見送るぞ！と、
お財布のひもを固く締めていたのですが・・・

そ・なのよね～、
欲しい！ってときは、買いたいものがなくって、
買わないぞ！って決めているときに、
「お宅の隣地を買いませんか♪」って甘い声で囁いてくるのです。

古来より「隣は倍でも買え！」といいます。

所有地の隣は、たとえ当面、要らなくても、
購入価格が、相場の倍だと言ってきても、
「買え！」と言うのが、不動産の鉄則なのです。
専務の鈴ちゃんまでが、
「買うしかないっしょ～」って言ってきます。
珍しい。
いつもは、「要らない！要らない！」って買い渋るのに。
売買担当のT君までが、買う気満々です。

人の財布だと思って。

まあなあ～、買うんだろうなあ。
せっかく大口定期預金作ったのになあ、
生まれて初めての大口定期だったのになあ。
でも、金利が０・０２５％で、
税金を引いたら1年預けても、利息は2000円だっていうんですよ。
カレンダー貰ったけどなあ、
悪いけど、これ叩き潰すしかないなあ。
これで隣地を買って、駐車場にしたら、
年８％で回るもんなあ。

はい、決定、定期預金つぶします。

わたしが大口定期を持てるようになるのは、
一体いつのことでしょう。
一生ないのかも～。。。。
ごめんねー、銀行のおねえさ～ん。