うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

友人は、花鳥風月

友人

友人はほとんどいない。
もともと独りあそびが好きな子どもだったのだけれど、
このごろ、それが助長したというよりも、
わがままになってきたのか、わからないけれど、
その傾向が顕著になってきて、
うーん、とにかく、無理したくなくなってきたんだろうな。
無理して、つきあうのが、面倒になってきた。
というわけで、原点にかえってきたのかもしれない、
仕事も、殆ど人と関わらないですむものだし。
ほんとうは、内職があれば、いいんだけれど。
仕事のひとつの、家の近所をまわる類のもの、
その途中、みかけた鳥や花、雲のかたち、川の流れ、
この頃だと、明るくなってきた陽射し、
咲き始めた梅、そして沈丁花のつぼみ、
などに目をとめて、それで十分で。

それらが、友人になってきている。
かれらから、どうみえるかな。
というより、かれらと、わたしが、ちかしい存在であると
うれしいのだけれど。
ホトケノザも咲いているのを発見。
そろそろ、四十雀が、たかいところで、春を告げるように啼く頃かな。