セカンド

三日月

小説/詩

三日月が低く赤く空に浮いている
それは何かを待ち続けているかのように


暗い水辺から投げつけた想いが
波紋となり映る月を揺らした

三日月が空に浮いている
赤く鋭く暗闇を裂いている


心が空っぽになった

するりと飛び出した心が
波紋の輪に揺れている

もがきながら
月といっしょに揺れている

春には冷たい
風が吹く夜

それを見た瞬間
熱く私の景色はぼやけ始めた




夜の10時過ぎ
月が揺れる小舟の様に地平線に降りて行きます

景品のダーツが欲しくて
ブログを書いた後にその景色を思い出しました

ポッと浮かんだんですけど
夜だけに暗っぽくなりました

打ち上げ花火でも上がっていれば
パッと明るくなったんでしょうね?^^

  • セカンド

    セカンド

    2015/02/26 10:13:12

    奈柚様

    瞬間
    街の中にも湖を見ることがあります

    人混み、ネオン、騒音が
    一瞬消えて

    自分自身が浮かび上がる
    自分自身の心の中を映す鏡を見ているように

    でも寂しいかな見ているのは自分だけ・・・
    どうしょうもなく目に涙が溜まる

    今回離れて行った心のわだかまりは
    無事に昇華してくれたかも


    夜風様

    言われてみれば似ていますね
    波紋と波紋の間に刺されば当たり

    それより
    最近、波紋を見ると津波を思い起こしてしまいます

    輪と輪が広がっていく
    どこまでも

    見ていると
    不思議な感覚におちいりますね

    ドロップを湖に落とす

    赤いドロップには赤い波紋が
    黄色いドロップには黄色い波紋が

    七色の波紋が広がるっていいですね

    女神さまが出てきて

    あなたが落としたのは金のドロップ
    それともサクマのドロップ・・・なんてどうですか






  • 夜風

    夜風

    2015/02/25 23:12:38

    ダーツの的って波紋に似てますね♪

    静かな水面に小さく広がっていく波紋を見つけると
    その神秘的な不思議さに思わず見入ってしまいます。
    波紋って面白いですね^ ^

  • 奈柚

    奈柚

    2015/02/25 21:31:42

    湖面に広がる思いは
    三日月に照らされて
    ある種の昇華を果たしたのかも

    悪くないカラッポだよね