こはる

むくむくむく

小説/詩

あたたかくなって
草木が芽を吹きはじめると
その気配に誘われて
小さな虫たちが 眠りについていた部屋の
扉をそっと開けて
姿を現れだすよ

むくむくむく…
虫だけじゃないよ
カエルやヘビなどの生き物たちも
耳をすませば ハチの羽音もきこえてくるよ

むくむくむく…
ずっと眠りについていた小さないのちが
少しずつ 少しずつ
目覚めて動き出す

春のあたたかい
うれしい日…
 

  • ショータ

    ショータ

    2015/03/05 23:28:02

    こんばんは。
    ご支援ありがとうございました。
    お返しに伺いました。
    春の息吹が感じされる素敵な詩ですね。
    楽しく読ませていただきました。

  • 城生

    城生

    2015/03/05 21:37:43

    そういえば、明日は早くも啓蟄って・・・・・・
    いや~ん、私の苦手な生き物たちが出てきだす恐怖の季節が!!

  • のんびりいこうよ

    のんびりいこうよ

    2015/03/05 21:24:47

    春は目覚めのとき

    深い眠りについていたものも

    深い悲しみにひたっていたものも

    前を見て 歩き始めるとき