うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

はなやかな季節の…。

ファッション

春のおしゃれ。
自分的には、たんに薄着になるだけ。
だな。

うちのまわりでは、とたんに、みんなはなやかになる。
今日は朝のうち、雨で、けっこうさむかったけれど、公園のわきを
とおったら、花たちが、しらないうち、ずいぶん、さいていた。
春のおしゃれだ。

河津桜、梅、桃、モクレンがやわらかい厚い花びらのつぼみをふくらませはじめていて。

そして沈丁花。
秋のキンモクセイもそうだけれど、季節の使者として
匂いで季節をつたえてくれる。
沈丁花は、キンモクセイとちがって、おわりへむかう
季節の前触れではない。
はじまる季節の前触れとして、
先陣ちかくを陣取っている。
ちかく…といったのは、
梅のほうが、おそらく早く到着しているから。
けれども、おくれた分、沈丁花の匂いは、はなやかだ。
梅のほのかな甘さをおびた匂いも好きなのだけれど。
もっと、濃厚に、春をおしえてくれて。

ホトケノザ、パンジー、水仙。
華やかな、にぎやかな季節のはじまり。