そらは受験生

そら

最初の受験生です。社会科が好きになりました‼︎

【小説】夜空列車~OpninG Dead~

自作小説

この列車に、朝は来ない。



僕は自分がよく分からない。

究極の選択という、道に立たされたらどうするの?



「そんなもの知らないよっ!」




そう言い、僕は電車のドアを無理やり開け、目の前の人に目もくれず、飛び降りた。
目の前の女の子は、小さく
「なんで?」
と、笑顔でつぶやいた。

それを見取ったら、もう僕はそんな神秘的な列車の駅にはいなかった。

どうしてこんな列車に乗っちゃったんだろう……僕が何かしたのかな?………助けて……
どうして君に会えないんだろう……君が……悪いの……??それとも、僕が………くる、しいよ…!!!




〈大切な誰かがいる人には、”夜空列車”の切符が与えられる。〉

ごく稀だが、その切符が与えられる場合がある。
この列車に乗ったものは、大切な人と二人一組でこの旅〈ゲーム〉をする。
この列車に乗ったものは、八つの駅を、この列車に乗って回る。
この列車に乗ったものは、自由に乗客と話してよい。
この列車に乗ったものには、車内食が与えられる。
この列車に乗ったものには、シャワールームなどの快適な空間が与えられる。
この列車に乗る時間は、不定期である。
この列車に乗ったものは、それぞれの”始発駅”に戻ってきたら、「次の走者」と交代する
この列車に乗ったものは、「9回目の汽笛」が鳴るまで、これら二つの選択肢を選ぶことが 
                できる。
                ・次の走者と交代して、自分は降りる。
                ・交代せず、両者共にこの旅を終える。
尚、後者を選んだ場合、列車に残った方は元の世界に戻れなくなり、永遠に放浪することになる、と云われている。

この列車の旅が終わる日を、願って…。


駅長 兼 運転手 より

  • Y*uto

    Y*uto

    2015/04/19 19:50:26

    お母さんに見せたら、「上手だね!!!!」って言ってましたよー☆彡
    本とか新聞とか読んだりするの?