すずき はなこ

ヒサシを貸したつもりだったのに、母屋を取られた!

仕事

企業間ではよくあることですが、
まさか、こんな身近で起きる事案だとは思いもしませんでした。
あまり詳しいことは書けないのですが、
「乗っ取り」です。

ハイジャックとか、そーいうのではないのですが、
某研究施設が長年かかって作り上げた「研究」を、
まるっきり研究にはかかわりのない企業に、
すっかり乗っ取られてしまっていたのです。
某研究施設は、商法取引には全くの素人集団で、
一応、それでも助言を受けて、
商標登録はしていたのですが、
その「研究」の中身(実態)をすっかり、ごそっと、やられてしまいました。
う~ん。
今頃、「どうしましょう!」と言われてもなあ。

残念ですが、「負け」です。

「研究の中身」資料すべての写真を提供してしまったのは、某研究施設。
商標登録した肝心の名称を使わないでも、
中身をそっくり渡してしまって、
勝手な名称で、さも自分とこがやってますと、
それを商売にしだしたから、さあたいへん。
某研究施設が、インターネットで見つけたときには、
もう手遅れで、企業はさんざんお金を吸い上げていました。

これ、「どうしましょう!」と言ってこないでよお。
某研究施設、あんたたちが甘い。

ネットの世界は、大きく手を広げてやったもん勝ちです。
著作権もなにも、登録したその名称を使ってないんだもの~、
法には触れてないじゃないですか。
中身をソックリ取っちゃっただけ。
だけど、中身を渡しちゃったのはあんたたちだし、
「お金儲けに使うな!」って言ってなかったんだから仕方がない。
(いや、たとえ言ってたとしても,言ってるだけじゃダメじゃん)
ましてや貴重な中身(資料)は、著作権登録してなかったんだもの。

この某研究施設の研究者たちは、
今、顔面蒼白です。
「こんなはずでは、なかった・・・」
自分たちの研究が、
自分たちの知らないところで、
莫大な金額を生み出しています。
しかも、ネットで大々的にやられてしまっては、
いまさら、自分たちが先と言っても
「ああそうですか」でおしまい。
それが、現実なんです。
そんなものに、正義もクソもないでしょう。

こんどの評議会はこれが議題に挙がっているそうですが、
わたしは「欠席」いたします。
某研究施設の評議員の、あなたたちの甘さを、
改めて指摘したところで、何にもなりませんので。

い~ち、抜~けたあっ!


#日記広場:仕事

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/04/08 18:11:09

    夢芽さん、その通りです。
    もう事実上、お手上げです。

  • 夢芽

    夢芽

    2015/04/08 18:04:26

    学者さんは、世間に疎いから、狡猾な企業にしてやられたのですね・・・

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/04/07 06:57:52

    yoniさん、おはようございます。

    この研究施設ね、悔しいのが我慢ならないんでしょう。
    すっごい高額な報奨金を生み出しているのに、
    ぜーんぶ企業が取ってしまって、
    お金が全然まわって来ないんです。
    (まあ、そういうもんでしょ)
    だから,ガックリ来ちゃってるんです。
    それに開発者という名誉職も、
    事実上、ネットで広まってしまった情報では、
    この研究施設には、なってないんですよ。
    (これも、あたりまえだけど)

    あ~あ。。。
    なんです。

  • yoni

    yoni

    2015/04/06 23:59:14

    性善説だけではどうにもならない世の中ですね。
    でも、性悪説だけでは生きるのも大変です。
    がんばって、新しい研究をしてもらいましょう。

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/04/06 10:03:47

    皆さま、ありがとうございます。
    やはり、この問題は、某研究施設のバカさ加減が原因したものであり、
    今となっては、どーしよーない状況であるらしいです。
    実は、この研究施設の評議員でもあるわたしは、
    著作権登録の時は、一応書類作成に携わったメンバーの一人です。
    しかし、他のメンバーは、この研究にテングになっておるようにお見受けしたので、
    もう1年近く、評議会には出席してはいません。
    そして、こういう事態になると、
    現場の研究者というより、世の中の事情に詳しい法律・経済面で駆り出されるのです。

    今回のことは、
    皆さまからの、古今東西の実例を詳しく教えていただき、
    勉強になりました。
    知的財産、知的権利を守りたいのであれば、
    それこそ「知的」な理解が必要だということです。

    おごれるものは久しからず・・・
    わたし個人は、そこの部分を痛感して自分の学びとします。
    ありがとうございました。

  • Mt.かめ

    Mt.かめ

    2015/04/06 08:17:47

    私の住んでいる長野県民もそういうタイプが
    多いのですが「いい物を作っていたら黙っていても売れる」
    というのが、どっかにあるんでしょうねー。あまい!!
    黙っていたら売れないっっ。誰かが宣伝しないと
    売れないっっ。売る気がないならいいけど
    結局損をするのは自分だってわかってないのが多いから
    そういうことになるような気がしますね。お気の毒とは思うけど・・・

  • 大喜

    大喜

    2015/04/06 03:18:00

    飲食業でもよくある話です
    有名なのは、カレーうどんの若鯱屋
    創業者の人物は修行した若鯱屋の主人に暖簾分けしてもらえなかった
    なので、味を盗み、地元某不動産屋と組んで屋号も盗みました
    あの会社の誕生は、修行元の無知に付け込んで奪ったことから始まったのです
    名古屋の本当の若鯱屋は黒川にひっそりとあります
    元店員に屋号を奪われたので「鯱屋」と名を変えて・・・

  • m-kenken

    m-kenken

    2015/04/05 20:27:10

    これはね~・・・・素人ばかりだったのが悪いとしか言えません。

    旦那が働いてる会社では、モイスという珪藻カルシウムを使った
    壁やバスマット等も、内装関係で取り扱っているんですが、
    最近話題の大塚家具がこれを独占販売しようとしたんです。

    結局大塚家具がその材料を作って売ってるわけではないので
    旦那さんの働いてる会社では 「それならそちらにこの素材の
    加工品を売る事はできない」と言い、独占販売を阻止しました。

    研究者はとても賢い方達の集団だとは思いますが、やっぱり
    それ以外にも詳しい方がいないとね・・・・。