ヤマツツジ散策
秩父鉄道波久礼(はぐれ)駅に近く
荒川の流れを眺める「金尾(かなお)ツツジ山」は
一万本のヤマツツジが咲いていた
ヤマツツジで染まった朱色の山の斜面は、山裾の濃緑の樹林帯に区切られて
遠くの山並みの中に浮き上がっている
頂上には展望台がある
展望台の周りは人の背よりも高いヤマツツジの花に覆われている
その花の蜜を吸いに
ヒルトップバタフライが舞っていた
濃いオレンジ色のタテハ蝶
漆黒のクロアゲハ蝶
白黒の小型アゲハ蝶
蝶が舞う花の下には
薄紫色のスミレや黄色の山吹が咲き
花の中を縫うように人々が連なって登ってくる
ケキョケキョ ホーホケキョ
ツツピー ツツピー ツツピー
鳥たちのさえずりもにぎやかだ
ツツジの花の中を思い思いの歩みで楽しむ人々の周りには
薄クリーム色と黄色の蝶が花吹雪のように舞っている
山道で出会った初めて会う人々と話がはずむ
「これは?カタクリの葉ではないかしら?」
亡くなった父親とおなじ年の生まれの方にも出会った
「わたしはね、大正15年生まれなんだよ」
学徒出陣の話にすすみ
帰ってきてから学業を修めた苦労話を聞かせてくださった
「若い人が学徒出陣しないですむ平和が必要だね」
知らない同士が
平和がいいねと
強くうなずきあう
ヤマツツジを彩る青楓の透き通った緑の葉が爽やかだ
たまねぎ
2015/04/26 19:06:52
一万本のツツジ!壮観でしょうね~♪
大潮さんの大好きなチョウにたくさん会える季節到来。
花にチョウに鳥に温泉に、目移りすごそうwww
トシraud
2015/04/26 09:32:27
私の伯父も入っていた、ソロモン会のメンバーさんも復員した方がどんどん逝ってしまい、首都圏にお住まいの遺族の方が引き継いでるそうです。