脳活『為ブログ』105
憲法と向き合う時代へ
日本に憲法ができたのは1889年(明治22年)2月11日。
『大日本帝国憲法』というのが始まりである。この憲法は翌年の
1890年11月29日施行され、1947年(相和22年)5月2日
まで存続した。翌日の5月3日から新しく『日本国憲法』が施行
され、今日にいたっている。
日本には明治憲法ができるまで『憲法』というものがなかった。
明治維新後、日本という国を、どのような制度で納めていくかで
憲法を制定しようという自由民権運動が起こった。
植木枝盛の憲法草案などは自由で民権重視の考えが盛り込まれ
ていた。ある意味で現行の『日本国憲法』よりも民権重視の視点
が盛り込まれていた。だから、憲法論議をするのならば、もう一度、
『大日本帝国憲法』が制定される以前の自由民権運動時代に戻って、
憲法論議の歴史を、じっくりブラッシュ・アップして再検討してほしい。
俗に言われるように「寝台からはみ出た足をノコギリで切る」ような
ことは絶対に止めて欲しい。憲法は自由と民権を語ることである。