ゲシュタルト崩壊を起こしたサクヤ(後編)
ところで皆さんはタイトルにある「ゲシュタルト崩壊」を知っているでしょうか?
ちなみにRPGに出てくる主人公が「最強奥義!ゲシュタルト崩壊っ!!」と放つ技ではありません
また強大な悪が世界を救うには星を浄化する必要があると提唱し、星の再構築、再生させる為に今の文明を滅ぼそうとする
「星を蝕んできた者に天罰を!その名をゲシュタルトォォオオ!崩壊ィィイイ!!」という使い方をするものでもありません
とまあ、説明するよりもサクヤに起こった経験を話した方が早いでしょう
中学の頃に正しい「町」という漢字を知り、眼からウロコ状態だったわけですが、それが影響してかサクヤはたまにこの「町」に悩まされることがあります
「町」という漢字は住所を記載する時などに活躍し、結構日常においても使われやすいわけです
で、この「町」を書いた時にゲシュタルト崩壊が起こるのです
皆さんは漢字(絵文字や記号、造形に近い文字でも起こる)を書いた時に「あれ!?この漢字ってこういうのだっけ?」となり何度も書き続けていくと「おかしいな、どういう字だったか分からんようになってきた・・」なんて経験はないでしょうか?
サクヤはこの「町」という漢字で2回ほど、その他の漢字で3回ほど・・とまあそう何度も経験するものではないですが、確かにそういう経験をしたという記憶があります
妙な現象だからこそ覚えているのかもしれません
そうです、その自分の中の記憶していた漢字のイメージが崩れ、正しい形を導き出せなくなることをゲシュタルト崩壊と呼ぶのです
サクヤの場合、中学より以前に長い間それが「町」だと使っていたことと(といっても学んだ小学生からの期間になりますが)、中学になり正しい「町」を知ってからの期間、それが同じくらい知識として記憶に刻み込まれているからこそ崩壊しやすいのかもしれません
さて、この人生においてそう起こることでもないが誰もが一度は経験したことがあるのでは?と思うゲシュタルト崩壊
「命名した者は誰なんだ!?かっこよすぎるやろ!!」と中二病のサクヤが間違いなく食いつきたくなるネーミングであったとさ