何も言わずに　連れていって
　　急に夜明けの海が観たくなったの

走る車も少ない国道を海に向けて
　　特別の理由なんて聞かないで

こんな私の我侭　あなたはどう思ってるの？

前だけ見つめて運転に集中してる

少しは　聞いてよ　そう思った時
　　あなたは　そっと私の手を握ってきた
　　　そんな　あなたの優しさが　好き　・・・

海に着く頃に夜が明けてきて
　　潮の香りと波の音　朝日がとっても
　　　　眩しくて　う～んと背伸びして
　　　　　　ゆっくり深呼吸　あ～っ

気づけば　いつの間に　どこから買って
　　きたのか　私の好きなジャスミンティー

ほら　って　言いながら私の頭を軽く撫で
　　あ～　っ　気持ち　いいなぁ～
　　　少し　あくびまじりだけど　そんな時の
　　　　横顔が　かわいい　って思う

私は　海を　観ながら　ふっ　と短い
　　　ため息を　ついた　・・・

そして彼に　ありがとう　あのね　・・・
　　　昨日　嫌なことあって　それで

すると彼は　私を見つめて
　　　そっと　抱き寄せ　いいんだよ　・・・

そう言われた瞬間に　涙が自然と溢れ
　　　その涙に　彼は　そっと
　　　　　　　　キスを　してくれた

普段は　ふざけてばかり
　　私は　まるで妹扱いなのに

けして　カッコいい　イケメン男子でもない
　　だけど　　私が　ピンチの時は
　　　　私には　特別の王子さま

ムード　壊すのも　いつものことだけど

私を　イラっ　と　させるのも得意だけれど

こんな　私を　一番　理解していてくれてる

これからも　こんな私だけど　よろしくね


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｄｒｅａｍ ｓｔａｒ　☆