すずき はなこ

お題「家族への・・・」恥ずかしいから、言わない。

家庭

泊まりに来ていた娘ちゃんが、
持って帰れなかった荷物がたくさんあったので、
娘ちゃんの家まで、配達に行きました。

途中、Costcoによって買い物、
(そう、アマアマの親バカなので)
娘ちゃん宅へ届ける「難民救援物資」を買い付けて行きました。

米、シャンプー、リンス、調味料、冷凍食品、肉、魚・・・
トイレットペーパーに至るまで、車に載せられるだけ買い込んでしまいました。

わたしは、子供を産んだことも育てたこともありません。

熱を出したからと言って、一晩中心配して眠れなかったこともないし、
反抗期に、扱いに困って胸を痛めたこともありません。
この歳になって思うのですが、
人間というの動物は、
子供を産んで、育てて初めて一人前になるのかもしれません。
無条件で愛情を注ぐ子供の存在が、
初めて,わたしを人間らしくしてくれるような気がするのです。

わたしも、きっとそうやって育ったのでしょう。
(本当は、いろいろややこしい育ち方をしていますが・・・)
きっと、親はわたしに愛情を感じてくれていたのだと、
嘘でも本当のような錯覚に陥ることができるのは、
いいことだと思うのです。
そう、感じさせてくれたのは、ほかならぬこの娘ちゃんです。

今でも覚えていますが、
鈴ちゃんが,わたしと再婚して、
元奥さんに引き取られていた娘ちゃんたち①と②が、
初めて遊びに来てくれた時、
二人はもうすっかり大人で、大人の女性で、
どちらかというと、お父さんの再婚相手をジャッジしに来たような、
ちょっと厳しい「小姑」のようでした。

お父さんとは,話しはするけど、
わたしと向かい合うと、すさまじい緊張感と敬語しか出てきません。
そんな頃がありました。
いつごろからかな・・・
色々な失敗がボロボロ出てきだして、
お父さんに助けを求めてきだしてから、
その失敗の原因を見過ごさないで、
はっきり反省点を明確に述べるようにさせてからかな、
やっと、人並みに向き合って話しができるようになりました。
ときには、お父さんにじゃなく、
わたしにメールをくれたりもします。

叱った後は、褒めてあげられるところを探し、
褒めたあとは、現物支給で生活物資を援助します。
こんなわたしに、「親のような」真似をさせてくれる娘ちゃんが、
とても愛おしくてなりません。

ふっと思うのです。
鈴ちゃんと結婚する前、
わたしはHawaiiに住んでいましたし、
Hawaiiから世界中に旅行していました。
学生もしていましたが、日本では事業もしていました。
New Yorkにいたときは、カルバンクラインのスーツを着て、
Italyでは、4つ星のホテルに泊まっていました。
だけど、それは、なにか、違うのです。

今は、真っ黒に日焼けをし、化粧なんて1時間でダダ崩れになり、
娘が不祥事をしでかしたら、鬼の形相で叱りつけ、
飯炊きババアになり、だれもやらない便所掃除がわたしの仕事になり、
海に山に轟くような罵声で,魔の交差点攻防戦を指揮する・・・
家族がいるから、
守らなければいけないものがあるから。
わたし、今のわたしが、一番、好きです。
やっと、地面に根の生えた人間らしい生き方に巡り合えた・・・
これが、あるべき、ほんとうの姿だと分かったのです。

鈴ちゃんと家族が、わたしをやっと一人前にしてくれた・・・
この家族が、わたしの宝物です。

みんな、ありがとう。
大好きです。

  • 大喜

    大喜

    2015/06/21 19:07:04

    甘甘かもしれませんが、親心だと思います
    まるで、保護司のような感じもします
    大きな愛だと思います

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/20 12:09:00

    みの虫さんの妻さん、ありがとうございます。

    はい、そう思います。
    わたし、幸せだと心底、痛感しています。
    感謝しないと。

  • みの虫さんの妻

    みの虫さんの妻

    2015/06/20 12:02:59

    物はある程度必要ですが、
    お金では買えないモノで大切なモノが見つけた人は
    幸せだと思います。

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/20 08:17:26

    ちゃいろやさん、そうですね。
    きっとそうだと思います。

    <<<すべての生き物は 何かを残すべく生きている   そおな。
       人でもモノでも数字でも音でも香りでも記憶でも記録でも

    わたしは、会社を残したいと思って結婚しました。
    病気で余命なし宣告を受けたので・・・。
    ところが死ななかったんですね~。
    逆にパワーアップしちゃって!

    縁あって家族になったと思い、この家族を大切にします。

  • ちゃいろや

    ちゃいろや

    2015/06/19 20:27:26

    すべての生き物は 何かを残すべく生きている   そおな。
    人でもモノでも数字でも音でも香りでも記憶でも記録でも

    自分の一生を無意味だと言われないためなんでしょうかね





  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 19:07:24

    泪珠さんは、それこそ「アガペー愛」無償の愛を、ふんだんに注いでおられるではありませんか。
    見返りも期待しない純粋の愛です。

    境遇がよく似ていますよね、
    Hawaiiでも、きっとすれ違っていたかも・・・。
    ああ、懐かしいなあ♪

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 19:04:31

    ひーさん、HawaiiもNYも、Italyもやろうと思えば、一人でできることです。
    でも「家族」は、一人ではできないのです。

    ひーさんも、きっとわたしと同じくらいの年齢になれば・・・
    「そりゃそうだっ!」っておっしゃいますよ。
    ありがとうございます。

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 19:00:51

    ゆき☢しまさん、内緒ですよ。
    このページは、鈴ちゃんには読ませていません。

    あいつ、つけあがるからな。

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 18:59:20

    にこるちゃん、
    あなたは「アクタガー賞」を狙う次の日本の偉大な小説家になるのです。
    子供にかまけている暇はありません。

    ええっと、このあと読まなくてはならない参考図書は、
    「四畳半襖の下張」と「金瓶梅」「カーマスートラ」ですね。
    実技では「亀甲縛り」も習得せねば・・・
    黒岩重吾も避けては通れませんなあ。

  • 泪珠

    泪珠

    2015/06/19 16:52:52

    はなこさん、本当によく出来た方・・・
    尊敬します。

    私は子供は無理そうなので、猫様のボランティアをしていますが、一喜一憂は近いのかな、と・・・

    マッキーの歌を思い出しましたよ。
    「帰る場所は 君の心の中」
    っていうフレーズ。

  • ひー

    ひー

    2015/06/19 16:30:12

    一度でいい・・ハワイに住んでニューヨークでブランド物のスーツ着て
    イタリーで4☆のホテルに泊まってみたい・・・・・・です(。・ˇ_ˇ・。)

    はなこさんってほんと気持ちのあったかい方ですよね・・・

  • ゆき☢しま

    ゆき☢しま

    2015/06/19 13:35:49

    きゃ~~
    そんなこと言える はなこさんってステキです!!
    さすがです!!
    ゆきも守るものがあるから生きていけてます

  • にこる

    にこる

    2015/06/19 12:36:26

    TVとか見ておりますと「自分らが20代で結婚してたら、あのくらいの子がいたのよ!」
    妹「DNAって知ってる?君、生物取ってたけどな」という会話がなされます。
    まずはかーちゃんととーちゃんに孫を見せられなくてごめん。
    そして少子化に加速つけてすまん…

    職場に来る親御さん・お子さんは色々ですが、幸せそうな所を見ちゃうと「いいなあ」と思います。


  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 08:07:12

    m-kenkenさん、おはようございます。

    やっぱり、子供を育てて一人前なんですよ、きっと。

    生物の世界に「粘菌」という生き物がいるのですが、
    粘菌は、他の胞子のために自分が、進んで犠牲になる(ように見える)行動をします。
    「なぜ、この知能のない粘菌が?」といつも不思議でした。
    愛情は、知能でなく、本能なんですね、
    なーんとなく、いま、粘菌の気持ちが分かるような気がするのです。

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/19 07:57:05

    音子さん、おはようございます。

    そう、当たり前のことが、一番の宝です。
    ゴハンを食べるときに、一緒に食べる人がいる、
    風の音がヒューヒュー聞こえる夜に、隣で寝ている人がいる、
    心配する人がいる、心配される人がいる、
    家族って、当たり前だけど、一番の宝物です。
    そして、この宝物は生き物だから、
    腐らせないように、育てていかなければならないんですね。

    鈴ちゃんと一緒に、がんばります。

  • m-kenken

    m-kenken

    2015/06/18 20:11:32

    そういうのが人間の本能なのかもしれませんね。

  • 音子

    音子

    2015/06/18 19:30:53

    当たり前のことが、一番の宝物なんですよ、よかったね

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2015/06/18 19:27:22

    うっ!
    一番、読まれたくないヤツに、読まれてしまったぜ!
    恥ずかしいじゃないのっ!
    しかも、聖書を引用するとはっ
    おぬし、やるな。

    たけるまるさん、
    お世辞抜きで、あなたは良いお父さんで、良い板長です。
    友達思いで、社会人としての仁義もわきまえておられます。
    こちらこそ、いつも楽しませてもらっていますよ、
    ありがとうございます。

    ところで、釣果ですが・・・
    小島漁港で釣れているアジが(サビキ)4センチあるかないかです。
    オオアジは島のほうへ行くと釣れるそうですが、
    ジアイが短く、みんな苦労しています。
    この雨で、また水潮になるので、益々釣れなくなるでしょう。
    ルアーは、全敗。

  • Mt.かめ

    Mt.かめ

    2015/06/18 19:20:17

    子どものおかげで人間として一人前になる。
    わたしも、そう思って育てました(笑)
    親ばかで申し訳ないのですが、うちの秘書たちは
    私よりも人間の出来が数段上なもので、親としては
    至らぬところばかりで、ホント申し訳ないような。もちろん
    経験値が低いゆえ、秘書たちも失敗をしますが、あの年齢のときの私に
    くらべたら、上出来。負うた子に教えられてばかりです。現物支給、いいですねー。
    わたしも時々そういうことをしています♪

  • たけるまる

    たけるまる

    2015/06/18 18:43:21


     子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。
    父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。

    花子さんは
    おいら達 釣りバカの オカンでもあります!

    ( ̄ー ̄)bグッ!