えりか

「雪と星と天使と」から

小説/詩








エトアール     僕も愛していたんだよ




エトアール




でも      僕





こういう愛は初めてなんだ


だから 


まごついてしまったんだよ


それに


僕がエトアールを愛しているってことが


エンジェルに知れるのが 怖かったんだ







エトアール




雪のように 白い肌


金色に輝く髪


冬の夜空のように澄んだ瞳





ああ    エトアール


僕だって  君に負けないくらい


君を愛していたんだよ






エトアール






二人で  どこか知らないところへ行って


楽しく遊ぼう




エトアール


僕も  今 行くよ


エトアール




エトアール









これも前作同様20歳の時のものです

10歳~12歳の二人の少年のお互いに

対する恋情を表わしたものです