羞恥心が薄くなっている。
　　「恥じらい」こそ清楚の基礎。これがなくなりつつある世相。
厚かましい、欲そのものは見苦しい。恥じらいは、「ためらい」でも
ありはしないか。分かっていても、露骨に出せない、言えないもの
があるから、遠回しに、たとえ話をしているのに「お笑いに」して、
何も感じないというのも困りものである。
　恥ずかしい思いとは裏腹に、遠慮ばかりして、お互いに責任をなすりつけ
何も決められないというのも困る。決められず、あーでもない、こーでもいない
と時間稼ぎするのも困りものだ。そうかといって、思慮浅く、短絡的に結論を
急ぐのも困りものである。この人は本質を求めて、思考を深めるという習慣は
ないのか、と思ってしまう。
　分かっていても、急がれると困惑して、真逆に拒否してしまうことだってある。
納得するには、それだけの理由と時間がいる。いきなりは、無理な解釈は
何時か破綻する。馴染むにはタイミングがいる。あっさり味の一夜漬けもあれば、
発酵した年季の入った漬物か。夏場の「お茶漬け」は美味しいね。最高！