顔があるか 小説/詩 2015/08/29 21:23:18 彼には顔が無いそんな彼の声を聴く乾いた声で話が進む彼の目を見る空虚な世界が映り込む彼の気持ちを考える渦巻く感情が溢れ出すのを硬い扉が閉じ込める彼の顔が私にむけられる変わらない当たり前の顔当然のようにそこにいる彼それでいて影のように溶け込むだけど彼はそこにいない嘘とはなんだったかあなたには顔が無い