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かをる笑顔で元気

なんとかです。

『弔詞』    石垣りん 

小説/詩

夜中に、段々と感極まってくるって事、ありませんか?

私は、時折あります。そんな時は石垣りんさんの詩集を読みます。

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弔詞


  職場新聞に掲載された一〇五名の
  戦没者名簿によせて


ここに書かれたひとつの名前から、ひとりの人が立ちあがる。

ああ あなたでしたね。
あなたも死んだのですね。

活字にすれば四つか五つ。その向こうにあるひとつのいのち。悲惨にとぢられたひとりの人生。

たとえば海老原寿美子さん。長身で陽気な若い女性。一九四五年三月十日の大空襲に、母親と抱き合って、ドブの中で死んでいた、私の仲間。

あなたはいま、
どのような眠りを、
眠っているだろうか。
そして私はどのように、さめているというのか?

死者の記憶が遠ざかるとき、
同じ速度で、死は私たちに近づく。
戦争がおわって二十年。もうここに並んだ死者たちのことを、覚えている人も職場に少ない。

死者は静かに立ちあがる。
さみしい笑顔で
この紙面から立ち去ろうとしている。忘却の方へ発とうとしている。

私は呼びかける。
西脇さん、
水原さん、
みんな、ここへ戻って下さい。
どのようにして戦争にまきこまれ、
どのようにして
死なねばならなかったか。
語って
下さい。

戦争の記憶が遠ざかるとき、
戦争がまた
私たちに近づく。
そうでなければ良い。

八月十五日。
眠っているのは私たち。

苦しみにさめているのは
あなたたち。
行かないで下さい 皆さん、どうかここに居て下さい。


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安倍晋三首相、私たちをどこへ導くのですか…。

  • なつみ

    なつみ

    2015/08/30 21:59:29

    忘れられることが 1番恐ろしい・・

  • いちか

    いちか

    2015/08/30 19:04:31

    |ω・`)やぁ。
    (((uдu*)ゥンゥン・・良い詩です・・。

    戦争の記憶が・・遠ざかるとき・・
    戦争がまた・・私たちに近づく・・。
    そうでなければいい・・。

    本当にその通りだと・・。

  • 頑固な撲

    頑固な撲

    2015/08/30 17:26:42

    国の為 間違いです 権力者 政治家の為です 犠牲になるのは 力持たぬ 国民です。皆の税金 ばら撒いて 日本人 又カネ持ってきてくれ 歓迎するとなにも 賛同得られず 馬鹿に されてるの分からんか場あたりで 計画性 なにもなし