柑橘系
柑橘系の精油について
テーマ:10年前のブログ
Citrus aurantium ssp.amara (ネロリ/ビター・オレンジ/プチグレン)
Citrus aurantium ssp.bergamia(ベルガモット)
Citrus limon(レモン)
Citrus paradaisii(グレープフルーツ)
Citrus reticulata(マンダリン)
Citrus sinensis(スィート・オレンジ)
学名:Citrus ○○
「シトラス」と読めますが、ラテン語では「キトゥルス」と読みます。
基本的には学名はちゃんと書けていれば、読み方はどちらでも良いみたいです。
学名はすべてに意味があるわけでは無いようですが、グレープフルーツの学名はパラダイスが語源といいます。
柑橘系といっても、ネロリとプチグレンは柑橘系の花と葉です。それ以外は柑橘系の果皮から精油が抽出されています。
ネロリ、プチグレン、ビター・オレンジが同じ学名なのは抽出される部位が違うだけで同一植物だからです。今回はネロリとプチグレンを省いた柑橘系の説明をします。
香り的には万人受けする柑橘系ですが、皮膚塗布としてのメディカルアロマ使用では以外と使い勝手が悪いです
なぜなら、特徴的な薬理作用が無いからです。だいたい、他の精油で柑橘系以上の薬理作用をもっている精油があるので、柑橘系をあえて選ぶ必要が無い感じですし、治療特性は食欲増進ぐらいです。
でもレモンは柑橘系の中でも目を見張る効果がある。
それは美白効果。
レモンを入れてクリームを作った生徒さんのシミが
日に日に薄くなっていったのにはビックリした事があります。
ただし、柑橘系は光毒性があるのでナイトケアでしか使わ無い方が良いです。
ここからは、サードメディスン理論の話になります。
サードメディスン理論では香りの好みに順位をつける事によって、嗅覚という感覚を数値化しています。
その為、いろいろな感情と嗅覚の関係を統計で計ることができます。
今まで調べた傾向ですと、柑橘系の香り、特にグレープフルーツ、レモン、オレンジ・スィート、オレンジ・ビターの香りを「臭い・不快」と感じる時は怒っている時に多いです。
怒った直後に柑橘系の香りを嗅いで試してもらうとわかりやすいと思います。
逆に、怒っているのに柑橘系の香りを臭いと感じ無いケースは、怒っているというより我慢の限界がきただけのケースが多いです。感情的に怒るとか、コントロールが効か無い怒りに対しては柑橘系の香りに対しての変化はあまり無いです。
香りの好みから体質だけでなく、感情の変化や原因を統計的手法や薬理作用の逆引きなどで明確にするサードメディスンは、全国で体験できます。