いちいち取り上げるのも面倒だったので、
「魔の交差点」トラブルは、しばらく書くのを止めていました。
しかし、今日のはイカンでしょう。
これねー、どこかで写真アップできないかなあ～。
ヘンなオジサンが、問題を起こしてくれました。
このヘンなオジサン、
ほんとうにヘンなオジサンだったので、
わたしは自分一人で対応せず、
鈴ちゃんに応援を要請して、交差点で待っていたのです。

何がヘンって、車を交差点内、横断歩道上に駐車して、
運転席から降りて来て、わたしの前を素通りし、
海辺の手すりに行くまでの数十メートル、
短眼鏡（望遠鏡のちっさいヤツ）を覗き込んだまま、
モノも言わず目もくれず、夢遊病者のようにまっすぐ歩いていくのです。

まだ、ここまでの表現は甘い。

その恰好です。
紺色のフリースは胸をはだけ、
ジーンズはサイズがあってないようで、
腰ベルトで締め上げるように止めてあり、
チャックは全開、中のブリーフまでこちらに顔を出し、
左膝は15センチほどのかぎ裂きがあり、足が見えるんです。
また、そのジーンズの汚いことといったら、浮浪者そのものでした。

どうして、か弱いわたしが、こんな男を相手にできるでしょうか。
鈴ちゃん待ちです。

普通なら、数ちゃんが到着して、
「車の移動をお願いします」と言ってくれたら、
そのまま、「すんまへん」で行ってくれるのですが、
この男、どうしたわけか「警察を呼べ！」と喚きだし、
はい、警察。
わたしが緊急通報している間に、
鈴ちゃんに掴みかかってケンカになっていました。
やっぱり、へんなオジサンでした。

慌てて止めに入ったところ、
いきなり、わたしを左肘で突き飛ばし、
わたし、またしても大転倒、右側頭部強打でした。
痛いなあ。
横断歩道で、地響きのようなゴオオン！という鈍い音が、
目から火花とともにでましたよお。

あー、アタマ痛い。
慣用句的表現じゃなくって、本当に痛いの。

本来なら救急車で病院に行かなくてはならないところですが、
日本の医療制度も、刑事訴訟法もおかしいんです。
この男のように、見るからに浮浪者、支払い能力のない男には、
病院代を請求しても、「支払い能力なし」で払ってもらえません。
かといって、わたしが病院に行っても、
刑事事件は患者「10割負担」で、保険証は使えませんし、
アタマを打ってる場合は、容赦なくCTスキャンを撮られます。
このCT,「10割負担」でやったらどれだけ高くつくか！
その上、アタマ強打なんて、クモ膜下出血でもやってない限り、
なーんの治療もしてくれないのです。
写真撮るだけ。
高額のCT写真をバシバシ撮って、治療無しで被害者負担、
こんなバカな話はありませんよ。

あ。
今、警察に事情聴取に行ってる鈴ちゃんから電話がありました。
「10割負担」になっても病院へ行っておいたほうが良いって。
え～、行っても写真撮るだけなのにー。
また数万円、自腹切るんですよ～。
でないと、告訴状を書くときに証拠にならないからだって。
また、告訴状！

普通、告訴状って弁護士が書くと、
10万8000円かかるんです。
これは、今やわたしが自分で書けるようになったからいいようなものの、
普通の人なら、たまったもんじゃありません。
告訴状は、どんどん書いてあげるけど、
そのために自腹治療費は、なんだか腑に落ちないなあ。

なんだかなー、
納得いかないけど、
仕方がないから、病院行ってきますわ。
では。

速攻追伸：
和歌山県下では、現在CTを撮影できる救急病院は無いのだそうです。
日曜の夜なんで。
で、和歌山県警北署が、もう一度、こっちへ戻ってきてほしいって言ってます。
病院は、明日でもいいんだって。
では、行ってきます。

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