脳活『為ブログ』303
ゴミと宝石の違い。
ゴミはどこまで行ってもゴミで、宝石はいつまで持っていても宝石
と考えるのが普通だが、世の中、何でも鑑定団ではないが、ゴミから
宝石みたいな宝物になった話はなくはない。紙屑だと思って捨てた
古文書の中なら歴史的に貴重な手紙とかが発見されると、それこそ宝石
以上の価値が付けられる。
織田信長の直筆手紙とか、紫式部の手書きの未発見文書とか、源頼朝
の恋文とか、親鸞の手紙とか色々と無限にある。こうなると宝探しになって
くるが、まあ、滅多に出会うことはない。宝くじ以上の確率になるだろう。
逆に、宝石でも大事にしまっておいても、実は模造品であった、偽物で
あったという話もある。古美術品や陶磁器に関しては年代物もあれば、
模造品も多数出回っているので鑑定に出して、大恥をかく場合もある。
紙類は本当にゴミと宝の間で地獄を見る。我が家にも屏風がある。絵の
内容は七福神を描いたものだが、女房殿は値打ちがあるかもしれないので
専門家に見てもらえと主張するが、私は乗り気になれない。子供の頃は
正月になると蔵からだして座敷に七福神の屏風を飾って、年賀の挨拶に
やって来る人達を迎えたが、私の関心はお年玉がいくら貰えるかにあった。
屏風などに興味はなかった。
ただ、素人目に見ても、そんなに古い物でもないから、明治か大正時代
頃に絵師に書いてもらったものだろうから、価値があるとは思えない。
値打ちがなければ、単なる紙で1~2万円程度だろう。ゴミでも宝のように
大切にしておくのが宝なのかもしれない。そう思っている。
アメショ
2015/12/03 13:20:12
読んだ。思考。カードが好き。超カッコ付けて、サインして、完だ。