たった今、売買担当から連絡が入りました。
「無事に，売買契約締結いたしました。」
やたっ！
「会員制海洋レジャークラブ」の隣に位置する530坪、買収できました。
『キャンプ場造成計画』に、突入いたします。
寒風吹きすさぶ中、買収した土地を見に行ってきましたが、
冬枯れで程よく、木々の間に明かりが見えるので、
全体の雰囲気は、良く分かります。

まず、うちの敷地内のほぼ奥まったところに、
和歌山県の所有の小さな池がありますが、
この池のほとりから、キャンプ場予定地は始まっています。
今は、椿の木や野イバラ、タラノ木などが繁茂し、
池の全景は見渡せませんが、この低木群を切り開くと、
とても素敵なロケーションが広がること間違いなしです。

池の周囲には、江戸時代に作られた石組の旧道があり、
今は誰もその存在を知りませんが、
実は、これが本当の「○○峠道」なのです。
ずいぶん昔に、教区委員会の方が調査に来られて分かりました。
道幅は、わずか60㎝ほどで、
紀ノ國と逢坂の県境を越えてきた旅人たちは、
どんな気持ちで、この峠道を通ったのでしょうねえ。

キャンプ場の敷地はその旧道に取り囲まれるように広々と広がっています。
大きなヤマザクラの木が、天を支えるように枝を張り、
その両脇には、常緑の楠木が力強く生えています。
山裾の森は、県の木でもあるウバメガシで、
これもまた深い緑を幾重にもたたえています。
今日のような大風の日でも、山の木々が防風になり、
森は静かで、温かなのです。
国立公園内ですので、
許可なく木々の伐採や抜根は出来ませんが、
低層の雑木や草を整理し、芝に代えると見違えるように美しくなるでしょう。

またこの山は、自然の樹木に恵まれており、
ヤマザクラをはじめ，藤、ツツジ、シャガなど、
どこからでも簡単に移植することが出来ます。
どの季節でも山野草が咲き乱れる、彩の豊かなキャンプ場になることでしょう。

地形が面白いのですが、
すでに整地済みの駐車場部分との境界に、
小さな小川があるので、
パーキングスペースから、キャンプ地に入るのに、
手作りの橋を渡って来なければなりません。
今は、ジュラルミンの愛層のない橋ですが、
ゆくゆくは蔓橋か、丸木橋にかけ替える予定です。
車を降りてから、山に入っていくという感覚で、
野営を楽しんでいただけるような、
そんなキャンプ場にしたいと思っています。

さあ、いよいよ決済も終わりましたか。
本格的に、造成工事が始まりますね。
2月頃までには芝生の土壌が出来ていなくてはいけません。
草刈り、低木の伐採、これは来年お正月早々から、大忙しですね。

それと・・・
いま気が付きましたが・・・
もしかしてこの土地、この地勢
ちょっと風水学的に気になるものがあります。
わたしは自然科学者の端くれなので、風水と言うものは妄信しておりませんが、
不動産業者のまた端くれでもあるので、
あながち無視しているということもありません。

竜穴に近い様相があります。
これは、とんでもないお買い得物件だったかもしれません。
さっそく調べてみよう。