ジュリー

Ⅹmas イブの悲話

占い

ニコットおみくじ(2015-12-20の運勢)

おみくじ

ビワの運勢は大大吉でしたが、Ⅹmasが近くなると思い出す悲話があります。

ある横浜のクリスチャンである少女が、母親を看病していた時の実話です。

その母親は末期のガンで、少女は母親の病床に付き添って、24時間介護を
続けていました。
いよいよ、最後になって、物凄い痛みを訴えだしたが、お母さんは心臓に疾患があって
モルヒネのような強力な鎮痛剤を簡単には、使えない状態でした。

しかし、七転八倒して苦しむ姿に、たまりかねて主治医に、仮に、少し母の命が縮んでも
構わないから、痛みを緩和する薬を出して下さいと少女は頼みました。

主治医はしぶしぶ、薬を出してはくれたのですが、それは5時間おきにしか服用出来ない
というものでした。
その薬を飲むと、30分位はうつらうつらにとして、眠る事ができ、痛みも和らぐのですが
その後は、目が覚めて、かえって強い痛みを訴えるのです。

そして、最後の方になると、母親は「あと何分、あと何分」 と繰り返し絶叫するように
なったというのです。
「あと何分」というのは、次に鎮痛剤を投与してもらえるまで、あと何分我慢すればいいのか
という叫びだったのです。

かたわらで見守る少女としては、母親の全身の力を振り絞るかのような絶叫が心に
突き刺さり、いても立ってもいられずに、床にひざまずいて、神様に祈ったそうです。

「自分の命を半分にして下さって結構ですから、母のこの苦しみを和らげて下さい」
しかし、少女の必死の祈りの甲斐もなく、お母さんは「あと何分、あと何分」と
か弱い声で叫びながら、息絶えたということでした。

この少女のように、自分が母の苦しみを半分肩代わりしたいと祈っても、それは
どうすることもできないという現実もあるのです。

自分1人で背負うことのできない痛みや苦しみ、といった十字架が誰にもあるよね。
人はそれを、1人だけで背負って1人だけで、去っていくものなのでしょう。

思わずため息が・・・・ これが悲という感情ではないかと思うビワです。



  • くあ

    くあ

    2015/12/21 08:57:21

    凄いお話しに、感動しました。なみだ~~

  • ✞Rina

    ✞Rina

    2015/12/20 21:21:52

    うちの父ゎホスピスにいたから
    苦しみをとるのが優先で すぐにモルヒネを投与してくれる病院だったの。
    最後ゎモルヒネで、昏睡状態になり意識がだんだん戻らなくなった。
    果たして父ゎどこまで、病室のわたしたちの会話を聞いていたのかなと時々おもいだすよ。

    だれもが通る道だけど怖いし悲しいね。
    その時、そばにいてくれる人がひとりでもいたら、私ゎそれでいいかな~。

  • メアリー

    メアリー

    2015/12/20 17:58:04

    かわいそうなお話ですね…
    自分が苦しいのは我慢できますが、自分の好きな人が苦しいときは
    心がとっても痛くなります。いやそういうレベルの話じゃないですねこれは!
    健康第一ですね。

  • びい萩乃

    びい萩乃

    2015/12/20 16:51:11

    ウルウルと目頭が潤んでしまいました。

    慈悲の悲の意味合いが、クリスマスになると語り草になりますね。
    人間愛って奥深いですわ。