謹賀新年

日記

あけましておめでとうございます。
南関東は冬晴れでよく晴れています。
すがすがしい元日。

年末は色々とばたついたので、昨夜はどっと疲れが……。
その分今朝は寝ました。
寝正月というほどではないけど、ゆっくりと休めました。

さて今年は申年だそうです。
猿というと、日本では、古来山の神の使いであり、かつ、退治される存在でもあったようです。
『今昔物語集』にも、白犬をつれた猟師による猿神退治がありますが、
同様の伝説は日本各地に残っているほか、
民話にも、猿の嫁取り物語があって、
こちらは猟師のかわりに、餅を入れた臼などを背負わせ、川に落として流してしまうという結末をとる事が多いようです。

もっと身近に、『さるかに合戦』などを見ても、猿は悪役側なんです。

善玉で出てくるというと、『桃太郎』のお供くらいでしょうか。

かくの如く怖く、畏れられる存在であった山の神。
一方で、厩の守り神という習俗もあるんですけど、
これはどういう結びつきなんだろう?
勿論、同じような伝えは支那にもあるわけで、『西遊記』の孫悟空もかつては天界で厩の長官をしていた(つまりは厩番)。
馬と猿の関係はちょっとばかり不思議です。

(南方熊楠全集あたりを読んだら書いてありそうな気もしますw)

  • 翔

    2016/01/06 21:34:51

    ですねえ。猿ってあまり良いイメージでは語られないのですよ。
    言葉の上で良いイメージがないというと、犬もそうなんですけど、
    犬は生活の中で愛されているのに比べて、猿はそうでもない。
    ただ、地方によっては、幸運を招くものとしてつるし雛になっていたりすることはあるみたいです。
    こういったローカルなものを別にすると、
    やはり害獣のイメージが強そうです……。

  • Yossy

    Yossy

    2016/01/06 18:00:58

    某新聞の受け売りになってしまいますが「猿まね」「猿芝居」、猿のつく諺って、あまりイメージがありませんよね。