今年は出足で１位。
　月見草でトップ賞をいただきました。１位は今回で２回目です。正直に歓喜です。１月５日付けの順位ですから、お年玉をいただいた気持ちです。ありがとうございました。これからも頑張ります。

　穏やかな年になると思っていたのにイランとサウジアラビアの国交断絶という緊急事態に今後の世界情勢が不透明になってきた。日本の運命もどうなるか心配である。中東だけでなく中国の経済停滞も大きな懸念材料だ。こうしたアジア情勢の変化に刺激されて円高に為替がシフトされてきたことが、不安を増幅させている。

　財政再建がままならない日本は２０１６年度の予算においても、３５．６％もの国債を発行している。収入がないから借金に依存している。足らなくなれば、借りてくるという破綻財政を続けている。ちなみに、ドイツの財政は国債依存高は０.１％である。無借金経営になっている。日本の国はサラ金地獄状態である。政治家と官僚が財政を砂糖のように舐めている。こんな国の通貨である円が買われて、円高になっていくのは矛盾している。国の借金が増えて、財政が不健全であるのに、どうして円が買い増しされるのか。

　世界経済の七不思議である。円が買われるのは円以外のドルやユーローの経済圏が不安定であるということになる。日本は赤字財政だが、それ以上に世界経済は危機を孕んでいるということである。ギリシャ問題も解決していない。ウクライナ問題も解決していない。イスラム国（IS）問題も燻ぶっている。難民問題しかりである。加えて、イランとサウジアラビアの対立である。明るいものは何もない。

　しかし、年明けに難問が山積されることは、いずれ解決に向かっていくわけだから、逆に今年の展望は良くなると読んでいる。強気の分析である。泣いた後には笑顔が待っている。楽観的に今年は行きたい。