17歳
火が空から落ちてきた
炎に町が包まれた
と、おばあちゃんが語る戦争
けれど話したいのは戦争ではなく
おばあちゃんの恋物語
同じことを繰り返すからといって年寄りを馬鹿にしてはいけない
深く刻まれた記憶だから何度でも話す
最近のことはよく忘れているけどね!
繰り返される話を嫌がって
年寄りの話を誰もが聞かなくなった時
戦争が繰り返されるのかもしれない
戦争中でも、恋の花は咲く
もう何回となく聞いた話だが
語れば語るほど磨きがかかってくる
女から想いを打ち明けられない時代というけれど
おばあちゃんは待ち伏せして
ちゃっかりプレゼントなんかしたそうだ
しかし
その青年は戦場に行ったきり戻って来なかった
顔なんかまともに見ないまま、お見合いをし、結婚した
その相手と言うのがおじいちゃんのお兄さん
「それが役者さんみたいに男前でねぇ!」
「き、きたぞ!」(長男・伯父さん)
語り始める名調子!
「ちょっと飲みすぎたので先に休みます・・・」 (長男)
「ちょっと、これだけは聞いてから休みなさい。まだ一度も話したことがないんだから!」
「おじいさんのお兄さんはね、丸ごと入った給料袋を持って結婚申し込みに来てね !
もちろん、入っていたのは1日だけですよ。でも、男の人が見栄張るって可愛いのね・・・」
(ひとりで思い出し笑いをしている 。
もうだめだ!みんな寝ることはできない)
「あれ、そんな話一度も聞いたことないなぁ。」 (パパ、次男)
本当はいつも同じストーリーだが 、覚悟さえ決めれば聞くたびに新鮮 !
何度でも語り続ける
おばあちゃんは恋の話をしているのに
その中に戦争が沁み込んでいる
懐かしそうに語り続けるが、本当は悲しい物語・・・
その時代、それは今から思えばたかだか数十年前の話
戦争と平和、時代と人生、幸福と不幸・・・
子供や孫達の頭を混乱させておきながら
「じゃあ、そろそろ寝るからね!遅くまで起きていてはいけませんよ!」
りり
2016/01/15 04:43:27
おはようございます。
んっ。
叩くの忘れた。
次は叩いてみる。
ありがとう、リュウさん。
壊れたら買ってね。
りり
2016/01/14 04:45:45
おはようさん。
もつ鍋いいなぁ、3種類も食べたの?うらやましー。
私の街では昔『ステーキ鍋』というのをうりにしたお店があったけど、
どんなものか想像がつかず、行くのを躊躇っていたら
お店が潰れていた。うーん。
お風呂は本当に怖かったです。
もうしません。本当に怖かったんです(泣)。
リュウ
2016/01/11 22:59:11
りりたん!
千葉県は空襲にあったところも多いけどうちのところはラッキーにもほとんど影響はなかった!
おじいちゃんが生きていた時もあまり戦争について話すことは少なかったけど
戦後60年の時ぐらいからだんだん語り継がなければいけないと思ったらしく、みんなが集まると
ちょっとづつ話し始めたんだ!10年くらい前はそれがピーンとこなくて、またおじいちゃんの
戦争話か!って聞く耳を持たなかった!亡くなった今から思えば本当に残念なことだけど・・・
で、後悔の意味も込めて書いたんだけど、年寄りの言うことは大切に聞かないとね!!
リュウ
2016/01/11 22:50:05
夕貴さん!
おばあちゃんは17歳で結婚し(昭和19年)、戦後の24年におじいちゃん(3年前他界)と
再婚したんだ!当時はそういうこと多かったらしい!比較的裕福な家だったので戦争中も食べることは
困ったことなかったらしいけど、それでも戦後の混乱期を乗り切るのは大変だったらしい。
聞くことは何もかも興味深いことだけど、おじいちゃんが亡くなってから何かから解放されたように
よく話すようになった!子供の頃はあまり戦争のことなんか話さなかったんだけど・・・
大好きなんだ、おばあちゃん!まだお年玉もくれるし! キャ!(^^♪
りり
2016/01/11 17:40:07
ふははは、ぐんまちゃんの中身は可愛い女子大生でしたか。
得しましたね。ふふ。
おばあちゃん、素敵な恋をしたんですね。
私はね、どんな話にしても、戦争が絡む時代の話は
泣かずに聞けません。
いいお話、聞きましたね。
たとえ戦時下で命からがらで生きていても、
人々の心は時に素晴らしく生き生きしていたんですね。
いいお話をありがとう。
夕貴
2016/01/11 01:13:42
ご年配の方たちの話はとても参考になると同時に時代背景が現在とまったく異なっているので、聴いていて新鮮(という言葉が適しているか判りませんが)ですね。
それにしても、なんだかドラマのようなストーリーですね(*^^*)