KAZE


   何気なく空を見上げたら　ほんの　ちっぽけな自分は
　いつも　ひとり　この空の下で　生きているんだな


　笑い　泣き　怒り　悪戯していた　あの頃は
　もう　遠い昔のようで　昨日のように覚えてる


　こんな冬に　吹く　KAZE　は　頬を冷たく通り過ぎてく
　自分が　大人になって　わかったこと


　ちいさい頃の１年は　とても長くて　早く大人になりたいと
　いつも背伸びして　生意気だっただろう　・・・

　
　いつもは無口で　変わり者
　でもね　二人の時は優しくて　色々　教えてくれて

　　本当は　お笑いが好きで　甘いもの好き
　　難しい顔して　本を読んで　TVのニュースを見ては

　　まったく　最近の人間は　なって　ない！

　　それが　口癖で　怒ってばかり


　　いつか　　駅まで迎えに来てくれて
　　二人歩いた　夜道で見上げた空は満月で
　　月の明かりが　ぼんやりと綺麗だったねっ

　帰りの道で　お団子屋に寄って
　　皆には内緒だよ　って買って食べた　みたらし団子
　
　甘くて　ちょっと　しょっぱい　みたらし団子
　忘れてないよ　今でも　　　これからも

　ありがとう　本当に　ありがとう
　いつも自分のことばかりで　優しく出来なくて　ごめん

　いつか　終わりがあるんだよ　順番なんだよ　って
　言って　いたけれど　お友達が先に行ってしまうと

　本当は　寂しいくせに　強がり言って
　皆に　迷惑だけは　かけたくないと
　そんな性格は　似てるの自覚しているよ

　あなたが教えてくれたこと　言ったこと
　優しく頭を撫でてくれたこと　いけないことは　いけないと
　強く　叱ってくれたこと　　ありがとう　　ありがとう

　目には見えなくなって　しまっても
　この　KAZE　は　あなたのように　思えるのは

　厳しくもあり　時に優しくもあり
　こんな時に　頬を撫で　通り過ぎて行く

　これからも　自分勝手だったり　我侭な性格は
　きっと　直らない　改められない　自分だけど

　いつも　いざという時は　見方のあなたが
　あの空に　いると信じて　一生懸命　生きて行きます

　本当は　もっと　色々なこと　話したり　聞いたり
　相談したり　教えて欲しかった　・・・

　いつか　あなたのように　素敵な　KAZE　になりたい
　そう　なれるように　生きるから　負けないから
　あなたを超えることは　出来ないかも　だけど　・・・

　これから先　何度も　空を見上げて　KAZE　感じる度に
　あなたの心　感じて　頑張るねっ

　ありがとう　ありがとう　　　　あ　り　が　と　う　・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｄｒｅａｍ ｓｔａｒ　☆