もう明日には第4話が放送されるわけですが、
「臨床犯罪学者 火村英生の推理」の第1、2話をまとめて見た感想を軽く。


放送前にCMで見ていたので想像はできましたが、
やはり第一印象としては「誰これ？」と。

探偵役の火村のキャラクターが原作とはかなり違っていましたね。
外見は頑張って似せようとしているのに、なぜか中身が…。
火村は極めて常識的な人間で、さらに警察を信頼し敬意を払っている関係。
それが、事件現場に行ってこれ見よがしに推理を披露し、それが終わったらサッサと帰ってしまう。
こんなの火村じゃねーぞと。
どうして、日本のテレビドラマに出てくる探偵は非常識だったり
エキセントリックな性格と相場が決まっているんだろう…。
金田一君のじっちゃんの影響が強すぎるんだろうか？

という事で、原作ファンにしてみれば、最低のつかみだったなと。
しかもワイヤーで引っ張っただけって…。

アリスもちょっと軽すぎる＆若すぎる印象。
ただ、こちらは性別が男のままで良かったという低いハードル
…というか地中に埋まったハードルをクリアできていただけで個人的にはとりあえずOK。

あとは、ばあちゃんとかコマチさんとか文句はいくらでも出てくる。
日本テレビはこの原作を「映像化されていない最後の本格ミステリー」と紹介していたけど、
原作ファンからは
　「作家アリスシリーズの映像化なんてなかった。
　　未だに『映像化されていない最後の本格ミステリー』だ」
とか言われちゃうかもｗ


と、まぁ、キャラクター造形については文句出まくりなのですが、
謎とその解決に至る展開などは割とキチンと見せてくれている印象。
個人的には第1話の最初のつかみと火村の決め台詞が最悪でしたけど、それ以外は割と大丈夫でした。
これは原作を知らない方が楽しめるドラマなんじゃないかなと。

短編の話を繋ぎ合わせてシリーズ全体をまとめるために、
シャングリラ十字軍を持ち出してきたのは、まぁギリギリ許せる範囲かなと。
どうまとめるつもりなのか、興味と恐怖が半々くらいですがｗ

今後、役者さんがもっとはまってくれば面白くなるかもしれない。
そんな期待をしながら、もう少見続けてみるつもりです。



あ、今日のコーデは「アリス違い」です。
気にしないでください。＜なら言うなよ

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