脳活『為ブログ』379
「通路社会」について。
昔、『文芸ウイークリー』という同人雑誌に「通路」という題名で約1年間投稿したことがあった。一度も休むことなく週に1回、連載執筆すると『青蔦賞』をいただけるということだったので、作品の中身よりも書き続けることに夢中であった。目標を達成すると賞状と副賞として鞄をいただいた。その後、通路というテーマを再構築したいと思いながら、今日まで放置したままできた。何とか、通路を通じて繰り広げられる人の欲と孤独、不安と恐怖を物語として完成させるまでは死ねないと思うようになった。老いの一徹かもしれない。
最近、自己目標と言うのは自己満足と同義語になりつつあるが、社会的に価値がある無しにかかわらず、ささやかなテーマであっても、自分なりに纏めることが自己使命ではないかと感じている。ところで、「通路社会」とは、どのようなものなのかということであるが、まず、「通路」という言葉のイメージから始めたい。
最初、「闇通路」というものが世の中にあるのではないかと言う、単純な動機から出発した。すると、通路という単語から派生する熟語が次々に浮かんできたのだ。避難通路、空気通路、愛の通路、開運通路、人脈通路、出世通路、地下通路、安全通路、国際通路、危険通路、秘密通路、ラッキー通路、金脈通路、恋愛通路など言葉の無限連鎖が核分裂のように頭の中に閃いたのだ。
冷静に考えると、通路とは人と人、人や物との繋がりを表す単語として使用しても矛盾なく意味が通じるという発見であった。そもそも、人は女性の産道(「分娩時に、胎児が通る経路」スーパー大辞林より)を通って出てくる。通路がないと赤ちゃんは、おぎゃーと泣いて人間社会に登場することが出来ないではないか。通路は管でもあり、生命の機能は管によって組織されていることからも分かるように、通り道という思考法は人間社会を考えるに当たって必須の概念ではないだろうか、と思うようになった。理屈より作品を書かないといけない。そう思います。異議なし。
みき
2016/02/19 22:26:16
こんばんは!
すっかり遅くなっちゃいました〜(>_<)
取り急ぎ、ご挨拶・・・
ステキな週末になりますように・・・♥
アメショ
2016/02/19 14:07:36
なんか、懸賞とか、アンケとか、お手紙とか、メモとか。
通路? 近道?? その手があったか。って、奴。趣味?
都内へのJRや、地下鉄や、ビル横や、ルートあるよ。
自分の基盤を・・・・・と、考えてる内に、母になるという・・・・・・・・。いいや。