✪マークは作り話でし

ブラボー

✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし

✪ 虹の橋

30代以上

天空を飾る虹の橋は渡れるんだょ、
物知りキツネは偉そうにウサギに話した。
太陽を背にして雨雲の前に立つ時、
太陽とは正反対の方向に内側はすみれ色、
外側に赤色が彩れた時に渡れるんだょ。
ウサギは言った、でも虹ってその場所まで中々たどり着けないじゃん。
それはね、虹の橋の色が薄いせいだょ。
色がはっきりと見えている時が、入口なのさ。
ふ~んそうなんだ虹の橋を渡るとどうなるの ? 、ウサギは聞いた。
虹の橋のその先に浮かび上がるのは、
とろけるような桃源郷なのさ。
雲の山の上には桃色の実でいっぱいの水蜜桃、
その桃はありとあらゆるものを封じ込めた奇跡の果実なのだ。
ほらあの有名な話、桃より生まれたっていう。
その桃が、熟して下界に落ちたものさ。
そうなの、ウサギは耳を立てて聞いた。
いゃ、すでに立っていた。
ウサギは思った、話ってなんでもありなんだな~って。
そして思った、私って冷めてる。

  • うらん♥

    うらん♥

    2016/02/22 23:20:26


    あはははは
    冷めてるのは・・・ 似た者同士?だから?

    そのくせ寂しがりやの キツネとウサギ
    ン?
    化かし合い同士は昔話で・・・違ったような(笑)

    虹の橋を渡るのは
    もっともっと先でいいよと ウサギが云った。