脳活『為ブログ』401
極大は極小から。
大きな物を造ろうと思えば、より微細な物を固めなければならない。無限大の宇宙が目に見えない微細な素粒子という物質から出来ているのと同じである。大は小を兼ねる。小さいものが大きな物の基礎である。小さなものが土台にあるから、大きなものが形成されるのである。
大金持ちは、金のない貧乏人の上に立っている。それは小さな貧乏人の虐め方を熟知しているからだろう。学識の有るエリートが、無学だと思っていた人から投げかけられた、一言の真実に激しく動揺する様に似ている。肥満体の人が、減量しようと思えば、おやつを食べないようにするのと同じである。博学になろうと思えば、細かい知識を身につけるのと同じである。最新のロケットにしても、部品が小さな町工場で造られているではないか。
大きなことをしようと思えば、小さなことに気を配ることである。細かいことに囚われず、しっかりと大きな目標を狙えと言っても、小さなことを疎かにしていると粗雑な物しか出来上がらず、途中で崩壊するだろう。選挙で一票に泣くと言われるではないか。1円に泣いた経験あり。何事も一歩からだ。富士山も裏山も、まず最初の一歩からだ。小さな心がけ一つで、大きな志が達成できる。
秘伝のタレも一滴の味からである。ちょっとしたミスから膨大な情報が流失した事例があるではないか。因みに、この「情報の流失」だが、どうして「情報の窃盗」と報道しないのか。些細な言葉にも大きな油断を感じてならない。