昨日UPすると誤解生みそうだったので、日をまたいで本日書こうと思います。

3月11日
5年前に大震災が起こった日です。

5年後の昨日、3月11日が卒業式前の最終給食日で、最終給食には「お赤飯」でお祝いするのが通例だった学校があったそうです。
一部の人が「3月11日に『赤飯』は『不謹慎』だ」と言ったそう。

亡くなった方、遺族の方、知り合いが亡くなった方、大きな心の傷を負った方、体に傷を負った方。
色んな方々がいます。
命を落とした方を偲び、悼むことは大切な事です。
また、先の震災の経験を活かす事、地震があった時の行動や津波の恐ろしさを後世に伝えることも大事。

でもさ、じゃあいつまで喪に服さなくちゃいけないの？
いつまで、3月11日に祝い事をしちゃいけないの？
亡くなった方や、ご遺族の方、被災された方々はいつまでも、いつまでも、永遠に「3月11日は祝い事するな」なんて言ってるの？
違うでしょ。
「覚えていてほしい」とか「教訓にして欲しい」とは思っていても、「いつまでもこの日には祝い事するな」なんて絶対に思ってないと思う。

3月11日に生まれた子は、一生自分のお誕生日を公に祝えないの？
3月11日には結婚式をあげちゃいけないの？
3月11日には何があっても祝い事をしちゃいけないのかい？
「不謹慎」ってどっちが「不謹慎」なんだろうね。

震災当日、産院で生まれた命があります。
被災によるショックで陣痛促進→出産ってケース。
その子たちはどうなるの？
生まれてきたことが不謹慎ってことになるの？
私はそうは思わない。

365日、閏年なら366日。
全ての日が誰かの誕生日で、誰かが亡くなった日。
長い地球の歴史上、何かしらの事件、事故が起こった日。

悼むこと、偲ぶこと。それはとても大切な事。
でも、誰かに押し付けた時点でそれは「エゴ」ってものに形を変える。

不謹慎の使い方、もう少し考えた方が良いと思うんだ。
大人なら余計にね。

先の地震によって被害にあった方々の心の傷が癒える事、亡くなった方々の御魂の安からんことをお祈りしておりますが、あまりにもアホらしいニュース記事見ちゃったのでね。
昨日書いたら、間違いなく「お前の方が不謹慎だ！」いう人出てきそうで怖かったらしいです。