え～っと、ニコ友さん達とオフ会予定だった土曜日のこと、
うちの「会員制海洋レジャークラブ」の小型ボート出艇スロープ付近で、
悪質密漁犯が、出現いたしまして・・・。

いつものことながら、
密漁犯！と聞くと、飛び出すブラックはなこさんが、
海上保安庁と連携して、
オカ（陸上）から犯人を追っていました。
小型ボートの出艇可能な場所は知り尽くしていますので、
わたしは一人、南側の岸に立って、密漁犯を待ち構えていたのですが、
そこへ、また、悪いことは重なるもので、
以前うちの「レジャークラブ」を出禁にされた悪質ボートが、
違法出航しようとしていたのに鉢合わせしてしまいました。

まあ、向こうも恨みがあるものですから、
当然ケンカになりますわな。
わたしは絶対、手は出しませんが（どんなにボコボコにされても）
向こうは、わたしの歩いている足先にボートを出してきたものだから、
海上保安庁と電話中のわたしは、不意を突かれて転倒、
じつは、大怪我をしたのであります。

痛いぬ。

まあね、密漁犯を追いかけていたものだから、
海上保安庁は現場に来るわ、
警察は来るわで、大騒ぎになり、
わたしはその後、救急病院に行き診断書を取ってきたのですが・・・
全治一週間。
あほなことを言うな、
どう見積もっても６カ月だろうが！と、
相変わらずの救急受付で万才をし、
警察には「故意犯の証明はむつかしいので過失傷害」で行こうと、
告訴状の準備を進めておりました。

皆さん，後学までに。

ケンカになって怪我をさせられたら「傷害罪」が適用されます。
怪我をしなくても、胸ぐら掴まれたら「暴行罪」でやっつけられます。
髪の毛を切られたら「傷害罪」
塩をまかれてかかったら「暴行罪」
故意にそれらの行為を行ったら、以上の刑事罰がかかります。
が。
ボートを突き出したという行為に、
故意があったがどうかを証明するのは難しい。
うっかり、前に出たと言い張るのであれば、
「過失傷害罪」でしか罪には問えません。
罪には問えませんが、ここが大事、
「過失傷害」は親告罪で、
警察に被害届を出しただけでは，なんの効力もないのです。
告訴状を持って、正式に訴えなければ刑事事件にはならないのです。

「過失傷害」は初めてだなあ。
「傷害」「暴行」「脅迫」「銃刀法不法所持」は、やったけどなあ。
で、一週間位のケガであれば、おそらく不起訴。
ただし、ここで不起訴であろうがなんであろうが、
告訴状を提出して、刑事事件にしておかなくては、
民事で、若干の不利がつきます。
こういうことは、面倒がらず、
一つ一つ、サクサクとこなしていった方がいいということですね。

告訴状は。弁護士に頼むと着手金にまず１０万と消費税、
告訴状１通につき、１０万と消費税、
示談になったら、弁護士によりますが、
示談金の６割から９割を成功報酬として支払わなければなりません。
一番儲かるのは、間違いなく弁護士です。

わたしは告訴状も自分で書きますし、
少額裁判なら、弁護士も雇いませんが、
何より、一番良いのは、
加害者が「ごめんなさい」と言って、最初に謝るのがいいんです。

治療費だけでいいんですから。
２１３００円（事件事故は健康保険適用外です）
裁判になって、跳ね上がると、５０万越えはザラですから。
「ごめんなさい」が言えないと、
とても高いものにつくんですね。
新品のボート、１艇買えますよ。
下手な我を張るのは、大怪我のもとです。
やめましょう。

補足：
加害者は「小型ボート出艇禁止漁港」から、ボートを出そうとしていた。
その場所は、歩行者通行用にわずかなすき間しかない。
海上保安庁からも、注意を受けていた。
無視して、ボートを出そうとして、歩行者であるわたしを引っ掻けた。

民事裁判では、あまりにおそまつな加害者の行為に、
高額賠償請求が通りやすくなるいい例です。

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