もえーん

また観る

日記

12日に引き続き、13日も見てきました。今度は川崎のチネチッタで。ギンレイホールは、たまたま仕事で昨日飯田橋あたりを歩いたので悩んだのですが、前日に見ちゃったからね。さすがに3日連続では行ってられない。

え?仕事中じゃないのか?
まあそうですけど、わたしそういうの気にしないので。大抵は時間に追われているのでそれどころじゃなかったのですが、それでも時間をこじ開けられそうであれば、仕事の移動中とかでも映画観たりしてました。ウチは残業代なんてないし、仕事は結果さえ残せれば文句いわれる筋合いはない。勝手にやらせてもらいますよ。

閑話休題

何を見たのかと言うと、岩井俊二の「リップバーンウィンクルの花嫁」
「フライドドラゴンフィッシュ」でフ~ンと思い、そしていまやスキャンダルで消えてしまった奥菜恵の主演のTVドラマ「打ち上げ花火 下から見るか横から見るか」を見て、とんでもない監督が出て来たとブッたまげたのが、かれこれ20数年前。
その後は世間の評価は知りませんが、私自身はスワロウテイルあたりで「なんか違うな」と思いだして、近年は新作を見もしていませんでした。

が、何を思ったのか、突然みてしまいました。


非常に良かったです。予想外でした。


ただ、端的に脚本はあって無きがごとし。そう言うと、観た人には「え?」って言われそうなんですが、でもないですね。筋も流れもあるけど、基本的にやはり個々のエピソードとその映像力で成立しています。

別にそれを悪いとはいいません。そういう映画だと言うだけです。普通のことですし、わたしはそういう映画は好きです。

というか、完全に役者に助けられてますね。その演出力は監督のものとも言えますが。
全体的に物凄く生っぽいと言うか、最初の30分くらいなんて演技じゃなくてドキュメンタリーかと思う様な抑揚のない生っぽさ。これが凄くいい。。。

そして、とにかく主演の黒木華。
近年で言うと、満島ひかりが出て来た時に「こりゃあスゲェ」と感心して、日本映画界の宝だと勝手に思ってましたが、黒木華もすんごいですね。特に(ネタばれ注意)離婚を言い渡されて途方に暮れながら街中を彷徨し、電話して号泣しているシーンは、ちょっと映画史に残しましょうと言っていいと思います。秀逸なカメラワークも相まって、半端ないです。

先週見た「僕だけがいない街」の有村架純も相当良かったけど(初めて映画で見たけど抜群ですね)、いや4月は当たりの月でした。

ああ楽しかった。

  • もえーん

    もえーん

    2016/04/16 23:55:16

    有村架純はですね、なんだろう、いわゆる演技が上手いっていうのとチョットちがう感じ。
    なんとも言えない自然な存在感なんですが、強いんですね。不思議な感じです。

  • るん☆

    るん☆

    2016/04/16 22:48:29

    黒木華はさすがに賞をもらっているだけのことはありますね
    有村架純はルックスだけが注目されているのかと思ったら、
    演技力もあるんですね