すずき はなこ

妙喜庵待庵に学ぶ。

仕事

キャンプ場の敷地を購入し、整地して芝生を整えるまで、
ちょうど半年ほどかかりました。
規模から言うと,よく半年でここまで来たなあという感じです。

自生していたヤマザクラの木は、全部で14本、
植樹したソメイヨシノ、河津桜、サクランボの木、他20本ほど。
低木には、ヒュウガミズキ、アジサイ、ヤマブキなどを植え、
山野草をそこいらじゅうに移植しています。

わたしはキャンピングは、ド素人なのですが、
今日、ふと気づいたことがありました。

キャンプと茶の湯は、共通点がかなりあります。
日常を越えて、非日常の世界への変身願望を充足させるところ、
どの場面も、同じことを繰り返さないイベント性や、
カタチが残らない劇場性など。
また、装い、行い,しつらい、精神性なども、
茶の湯とキャンプは、ほぼ同じといってもいいでしょう。

お茶事なら少しは覚えがありますので、
それを当てはめて考えると、
わたくしどもで作るキャンプ場は、どういうものかということが、
やっと、ここへきて見えてくるようになりました。
路地と茶室(しつらい)を作ればいいのですね。
なるほど、これは合点がいきます。
露地口や中くぐり(二重露地)から通り行くと、
躙り口がテントの入り口だとイメージできます。
日常の生活の場から、特異な文化の中へ移行できればいいのです。

あー。
そーだったのか。

なんと。
キャンプと茶の湯が同じだったとは。
そーか、そーか。
それなら、何が求められているか、これはわたしには分かり易い。
アウトドアだと思うから、いま一つハッキリつかめなかったのですが、
茶の湯の作法,所作と同じだと思えば、
こんな面白いことはありません。

まず、キャンプ場へのアプローチの、
石組みの橋から、非日常への入り口として、
さっそく植栽を変えてみます。
お客様をもてなすということ、
日本の伝統芸能のお茶事に、すべて要約されていますから、
これは面白いヒントになります。
あー。
やってみたーいっ♬
これ、ぜったい楽しい。


  • 大喜

    大喜

    2016/04/27 15:26:47

    裏千のはなちゃんの茶の湯
    キャンプで一服も面白いでしょうなあ

  • にこる

    にこる

    2016/04/26 11:56:55

    先日の「真田丸」。
    3畳に成人男子4人。幸村は動物園のサルのような恰好。
    …一酸化炭素中毒で倒れるのでは、と無粋な考えしか浮かばないおバカちゃんがここに。

  • たけ

    たけ

    2016/04/25 19:33:53

    すばらしいですね!
    非日常への誘いを演出してくださいw

  • Mt.かめ

    Mt.かめ

    2016/04/24 22:44:01

    そういえば、炭を使ってお湯を沸かすあたりも
    ちょっとお茶に通じるところがありますね。
    そーだ流木で炭を作ろう(違

  • まぎまぎちゃん

    まぎまぎちゃん

    2016/04/24 22:19:25

    キャンプと茶の湯が同じ、まったく思いつきもしない発想です。
    どんなキャンプ場となるのか完成が待ち遠しいです。