うろんころんの雑記帳

うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

船酔い気分の一夜

友人

お題:わたしの会いたい人

4月14日(木)の一撃で瞬時に断水したために
洗いかけたフライパンはその後1週間シンクに沈んだままとなった

金曜日さえこなせば、週末片づけられると
だれもが思っていただろう

16日(土)は週末メニューのフレンチトーストの朝食
都市ガスも電気も使える^^
旧公団住宅が、すぐに24時間使える水道を集会場横に設置してくれたので
生活に困ることはなかった・・4階まで水を運ぶのは大変だったけど

ご飯を炊いておにぎりを作り、玉子焼きと根菜類の煮物
お漬物を昼食用に準備して後片付け開始

吊戸棚から飛び散り、砕け散った食器類
下駄箱から落ちた靴
崩れ落ちた図書と書類でどこを歩けばいいのやら、とにかく通路確保

やれやれ何とか元の位置に戻ったと安堵した時はもう夕方
夕食は焼き魚と大根の皮のキンピラ、具だくさんのみそ汁
疲れていたのか、眠気に負けて、なんと20時半には床に就いていた^^;

そして、後日『本震』と名の付いた
真夜中、午前1時25分の直下型大地震
揺れが収まる前に震度5強が立て続けに来る状況はさすがに怖い

14日に準備していた荷物をもって、階段を駆け下りると
近くの公園や小学校の校庭には
すでに多くの人が何も持たずに避難している

こういう時、独り者はなかなかつらい
家族や友人、知人と一緒なら、恐怖を共に語ることで慰められる
つながる人がいれば、携帯電話一つで避難先を見つけることもできる

私はどこへ行けばいい?
車もない・・あっても使える状況ではなかったけど
寒さも手伝って困惑は深まるばかり
15日に電気、ガス、水道が使えることを確認しておいた別宅へ向かう

自転車で20分弱の距離だ
が、街路灯も信号も壊れて止まり、広い道の真ん中まで
商店のガラスが飛び散り、壁が崩落して行く手を阻んでいる

何より、道そのものが30㎝~40㎝隆起したり
陥没したりして、階段状になっている箇所や
亀裂がいくつも入って、中には自転車の車輪がはまり込みそうに
口を開いているところもある・・迂回しながら40分夜道を徘徊

リフォーム前の別宅は築年不詳の古家平屋建て
この激震にも耐えて、電気、LPGガス、水道すべて使える^^v
20時半に寝ていたおかげで、このまま起きていても寝不足はないけれど
暗い市街を徘徊して、落下物に当たる危険よりも
ライフラインを保っている古い木造家屋を信じて明るくなるまで寝る!

大きな余震で船中泊しているような一夜
・・あぁ豪華客船ならこんなに揺れないんだろうな
首都圏の友人からの「大丈夫?」メールを夢枕に
一人ひとりの笑顔を思いながら、もう一度あえるかな?
会いたいな~と夢の中へ手漕ぎ舟で会いに行きました


ニコタのお友だちのお宅を訪問して
いろいろご馳走になりました
ステキなお部屋でゆっくりさせてもいただきました
会いたい人たち
ありがとうございました(^o^)/











  • うとうと

    うとうと

    2016/05/07 00:49:01

    ねこっとさん

    ありがとう^^
    失礼なんてとんでもない・・おっしゃる通り、めったに遭遇しない貴重な体験。

    被害はなかったので被災者とも言えない私ですが、
    大きな地震がまた来るのでは、という不安の中にいるのは
    被害が大きかった人と同じ感覚だと思います。

    年配の人の中には、戦中の配給と防空壕を思い出している人もいます。
    周りの人たちの気持ちの変化や、行動の変化には興味深いものがあります。




    地震や津波などの自然災害でも、通り魔や自動車事故などの人災でも
    マスコミや行政のコメントは紋切り型ですよね^^;



  • うとうと

    うとうと

    2016/05/07 00:28:41

    光源氏さん

    ありがとう^^
    ありきたりじゃないよ・・こんな時だからこそ美味しいもの作って食べるんだ!

    今も震度3か4の地震が日に何回も起きるから
    自宅で生活するのを怖がる人が多くて、一日2回食べ物の配給があるんだよ。
    ライフラインはほぼ復旧したというのに配給に慣れて、作るのを面倒がる人が増えてる(-_-)

    青葉が光って綺麗な季節
    被災はしたけどやっぱり移り住んでよかったと思うよ^^
    田舎大好き!

  • ねこっと

    ねこっと

    2016/05/04 13:43:07

    大変でしたね。

    こんなことを言うと、かえって失礼なのかもしれませんが、貴重な記録だと思います。
    なかなかTVの報道だけでは、実感のこもった実態が伝わってきませんので。

    早く余震が収まるといいですね。

    ご無事そうでよかった。
    これからのご無事も祈っております。

  • 光源氏

    光源氏

    2016/05/04 11:43:52

    雨の具合はどうですか?
    テレビで無情な雨でテント暮らしの人たちの状況を知りました。
    築年不詳の古家平屋建てが頑丈で良かった
    ブログで安否を教えてくれてありがとうと言いたい
    遠く離れているけれど
    自分に出来ることを今はするしかないんだなと思う
    被災されていても、うとうとさんの準備の良さに感心させられた
    これからがもっと大変だとは思うけど
    美味しいものたくさん食べて頑張ってほしい
    怖い目にあっていない自分がこんなありきたりのことを言っていいのかも悩む
    GWに行っていた人の言葉が見に沁みた
    こんな時だからこそ、旅行にきましたと
    きれいな滝の観光地
    いいなと思った