復興が 始まっていました。
高速道路を のんびり走ってやっと岩手釜石を通過する際に あまりの変わりように びっくりしました。
かさ上げした道路、きれいに補修されたJR釜石駅 賑やかな商店街を 見て回り、でも
私達夫婦が 通い詰めた「大槌町」は まだ復興してないんだろうと想いトンネルを 抜けて
大槌町に 入った途端釜石と 同じ光景が広がり 涙が溢れました。
やっと復興が始まっていました。
あくる日朝早く漁港に行きました。船がいっぱいです。わかめ小屋も いっぱい立ち並んで
活気があります。
きちんと整備され 周りに企業がいっぱい建っていました。雇用を 考えての復興の在り方を
見たような気がしました。
戸別訪問と治療をしてきましたが 皆さんが とても元気でした。幸せに少しずつなっている
様子でした。
お話によると 今年になってかさ上げが一気に進み 其れに合わせて建築ラッシュになったようです。
仮設住宅も 空き家が増えました。道路も津波除けのような構造です。本当に 次の津波に
備えるような道路で かなりのかさ上げです。
震災から2年の頃 本当に皆さんの心が荒れて 私たち夫婦も 悲しみました。
あの津波さえなければ 温かな町幸せな光景がいっぱいだったはずです。
5年経ち 私たち夫婦が 訪ねては 当時を思い出して嫌な気分になられては 申し訳ないので
今回で お別れしたいと言い出したところ あの時私達夫婦に 暴言を吐いた人も 今では
こんなに長く来てくれて ありがとうの言葉を 伝え聞きました。
「これからも 来てほしい」 「会いたい」 「親戚のつもりでいる」
「もうボラはしなくていいから 来てほしい」泣きじゃくる人もいました。
ほんとうに ありがとうございます。
お礼を言いたいのは 私達です。この地に 足を運んだおかげで 次男が ずっと心配の種でした。
その次男が そこまでは 望んだことがないくらいの幸せを 掴んでくれました
あまりにも今回 感動してしまい 書くことが追いついていません。
私達夫婦の東北ボラを 応援してくださった二コタの皆さん、本当にありがとうございます。