消費増税「１９年１０月に延期」　首相が麻生氏に伝える

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民主党政権野田総理から始まった消費増税8%は安倍総理によって完成されたわけだが財務省は増税に熱心で
「消費税を１０％にすれば計算し易いから、商売人も喜ぶ」と自民党議員の増税派を応援した。
自民党議員の中には増税で支持率と景気が低下する、低迷するとの思惑があり増税に反対する議員が多かったのだけど
財務省の役人は増税すれば財務省の権限が拡大するからと自民党議員を熱心に説得してまわった。
こうして増税の機運が自民党内部で盛り上がり消費税８％から１０％へと増税は必然かと思われた。
安倍総理自身「リーマンショック級の事態にならない限り消費税を上げる」と答弁。
自ら逃げ場を塞いだような格好になった。
自民党の税制調査会は消費税３５％でも税金が足りないと結論を出しており、消費税１０％ですらまだまだ不足。
日本経済を破壊してでも増税したいという税制調査会の熱意は財務省の役人と共に燃え上がる一方だった。

ところが日本銀行黒田総裁の追加緩和が空回りしだした。
「必要と判断すれば躊躇なく追加緩和する」と盛んに市場を脅すのだけど、黒田総裁の策はすでに出尽くした感がある。
円安の動きも落ち着き、世界経済＋日本経済が急激に成長する見込みがなくなると、いよいよアベノミクスは停止状態になった。
放り投げた石が放物線を描くように円安や株価が低迷しだすと誰の目にもアベノミクスは終わったなと分かるようになる。
事ここに至っては消費増税できる状況にはなく、あとは安倍総理の決断にかかっているのだけど、消費増税再延期を発表するタイミングは参議院選挙前だけあって微妙な情勢。
安倍総理としてはできるだけ選挙に寄与する形で増税延期を発表したいところだろう。
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安倍晋三首相は来年４月に予定する消費税率１０％への引き上げを再び延期する方針を固めた。
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