うみきょんの どこにもあってここにいない

うみきょん

日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

花嫁にはならないけれど

ファッション

6月15日、発売の限定アイテム。
ジューンブライド、花嫁衣装。
ウエディングドレス、試着して、
似合ってるなあと、すこしだけ思ったんだけど
欲しいとまでは思わなかった。
いや、正確には、すこしは思ったんだけど
なんというか、そぐわない気がしたのだ。
なににかわからない。
わたしは結局、花嫁衣装は着なかった。
着たことがないし、着たいとおもったことがない。
絶対着たくないとかではない。着てもいいなぐらいは思った。
というか、いろいろな意味で縁がなかったのだ。
それは、この限定アイテムでも同じこと。
着てもいいけれど、買うほどでは…。
つまり、買わないこと、着ないことが
リアルなわたしと合っているきがしたのだ。
着てもいいけれど、結局は着ない、ということが。
花嫁衣装、着る機会がなかった。それを淋しいとは思わない。
そういえばそうした晴れ着をきたのって、けっきょく
七五三だけだったな。
成人式も出なかったし。
それも自分の意思ででなかったから、悔いはない。

でも、こうした限定アイテムって、季節感があっていいと思う。
現実ではなかなかむずかしい服。
けれども、ここでは着ることのできる、えらべる自由。
ということで、花嫁衣装ではないけれど、ちょっと
以前からもっている服を着まわして、ドレスを着てみたのでした。
リアルというのは、心情的なことなのだなと思う。
着たかったと思うのも、またリアルなのだ。