昨日の午前中は、県の道路管理課と折衝でした。
わたくしたち「会員制海洋レジャークラブ」及び
「NPO法人学術団体」の事務所の真ん前の道路、
むかし県道だったのですが、今は閉鎖された道路です。
ご想像頂けるでしょうか。
わたくしたち、閉鎖道路の中に閉じ込められています。
一般車両は、通行不可です。

なのに、この道路を突き抜けていく違法侵入2輪が後を絶ちません。
何しに行くか？
たいていは釣り目的ですが、
なかには密漁、山菜取りタケノコ取り松茸泥棒が混じっています。
どのみち全部道路から脇へ立ち入って行くので「不法侵入」は確定です。
この人たち、来るときも然りですが、帰るときは獲物を持っているので、
「不法侵入」確定を嫌い、あるいは「窃盗」を隠すために、
必死の形相で、猛スピード、事務所の前を突っ走って行くのです。
そこで出会いがしらの交通事故、
わたしはもう２回、バイクにはねられています。

問題は進入禁止にも関わらず、
侵入しやすい閉鎖されていない門、交差点にあります。
これは構造上の欠陥です。
ハエがたかる便所の仕組みを放っておいて、
ハエをやっつける仕事を、わたしたちや警察に押し付けている道路管理課の責任です。
もう何年、このことを訴えて来たでしょうか。
道路管理課長が、転勤して新しくなるたびに同じことを言っています。
今回の折衝も、「昨年９月に提出した行政裁判も辞さない覚悟の案件」の進展についてですが、
新任の課長は「引き継いだ資料によりますと立ち消えになった」ということです・・・だと？
だれが立ち消えにしたの？ん？
あたしゃ、聞いていませんよ。

そうか、道路管理課は、地元（うち以外の窃盗集団）の意向を重視して、
そんなに違法侵入を許して、犯罪ほう助をしたいんですな。
そりゃあ、地元の意向を反映するのが県政というものですから、
泥棒と不法投棄のゴミ捨て屋をそんなに援助したいんでしたら、
「いっそ、この閉鎖道路を全面開通にしたらどうです？」

１８０度戦法を変えました。

意表を突かれた新任課長は、
「そ、そんなことしたら、絶滅危惧種がほろんでしまいますよっ！」
バカめ、そんな脅し文句で学術団体がひるむとでも思っているのか。
「構造経済の所産として、自然が破壊されるのはここに始まったことではないでしょう？むしろ、それが人間を含む自然界の成り行きというものですよ。」
そんな大きな潮流に逆らうバカではありませんぜ。
「申し遅れましたが、
わたし本業は、悪徳不動産株式会社の代表取締役をやっておりましてね、
この辺り国立公園の一等地は、おおむね買い付けさせていただきましたので、
そろそろ地価を引き上げるためにも、閉鎖道路の解除をお願いしたほうが、
海洋レジャークラブの収益も、天井知らずで跳ね上がりますわ。
中途半端に、ダダ漏れの閉鎖なんぞやめてしまって、
一般車両通行可にもどしましょうよ。
不法投棄や，遺体損壊（ここバラバラ事件がありました）、密漁、駐車違反に関しましては、
警察に厳重警戒地域としてもらえば済むことですしねえ。」
課長、大慌てで「土地、買ったんですか！」
何を言うておるのだ、今頃。
あんたたちが、一方的に閉鎖したこの道路周辺の土地価格は下落し、
固定資産税さえ「免除」の資産価値なしにまで落ちました。
要らない土地まで買い上げたのは、
むしろ「人助け」だと思っていただきたいものですな。

「さあ、そろそろ道路を通してもらいましょうか。」
泥棒集団と手を組んで、住民運動にしてもいいんですよ。

行政というのは、ホントにあまのじゃくで、
「やれ」といったら「できない」といい、
「やるな」といったら「要望ですので」と行ってきます。
「車両進入禁止、禁止なら徹底禁止を！徹底禁止ができないなら、もう閉鎖解除せよ。」

最後の最後まで、
行政用語で〆てくさりました。
「持ち帰りまして、検討いたします！」

さて、この次は、どうしてやりましょうか。