たまたま覗いたら、オープンしてる。
じゃあ、と早速、タウンに出掛けた。
オープンが早まったことを知らないんだろう、
人は全くいない。
お目当ての釣り堀の前も中も。

これはチャンスだと、噂の3番へ。
早くやらなきゃ人が来ちゃう、
と焦って第1投。

最初に上がったのが、ピンクの長靴。
悪い予感が、早くも芽生えた。
長靴、バケツ・・・
そしてカエル君も2匹、輝きを失ったヤドカリ君まで・・・

魚も上がってくるけど、バーゲンの売れ残りのような
ちっぽけで、華がないヤツばかり。
ランキングのラの字も口に出せない。

甘かった。抜け駆けなんてのは卑怯だった。
フライングスタートはイカンのだ。

管理人は3時を待って、
放流する計画だったのかもしれない。
カスをつかまされたけど、自業自得。

やはり、正道を歩まなくてはいけない！
空を見上げて、邪道なことはもうしない！
と、お天道様に誓ったのだった。