風が吹き始めた夕のタウンへ
ホント、蒸し暑い一日だった。
外出した先でクーラーが効いているとほっとしたけど、
帰って家でクーラーを付けようとは思わない。
丘の上みたいな所に住んでるから、
風が吹き抜けていくってこともあるが、
クーラーは人間にも猫にもいいわけないから。
「大漁」には程遠いから、今日3回目のタウンでの釣り。
また、あの噂の二人が釣り堀の前でたむろってる。
末尾3シリーズの今回は、
キリスト教圏では忌み嫌われる№13釣り場で。
最初に言っておくけど――もう、最初ではないけど、
今回、ランクイン魚は0。
ま、こういうこともあるからニコ釣りが面白いってもの。
毎回、ランクイン魚が釣れたら慢心しちゃうし・・・。
でも、売り上げを伸ばす魚?は、やって来た。
カエル君とタツ嬢2匹、
未練も、憐憫の情もなく、スコ~ンと売っ払った。
しかし、まだ「大漁」マークは現れない。
これから、ビールで喉を湿らしてから夜にやるかも。
隣家の庭では、家族でバーベキューが始まってる。
その匂いが、網戸をすり抜けて届いてくる。
ヤキトリを突然食べたくなった。
チャー坊が猫バスになって、
買いに行ってくれないかなぁ。